どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
『イラストレーターになりたい!』と思っても、実際どう進めていけばいいかって悩みませんか?
自分は10年以上絵を描く仕事で勤めましたが、最初に仕事につこうとしたときはわからないことだらけで苦労したもんでした……
未経験から絵を描く仕事につくには、あなたの年齢や状況に合った手段を選んで進めていくことが欠かせません。
そこで今回は未経験からプロのイラストレーターになるにはどうすればいいか?なり方の近道から必要な知識までを、長年絵の世界で生きてきた立場もふまえ詳しく紹介します。
スムーズな進め方を知って効率よく夢をかなえましょう!
イラストレーターになるには?仕事内容からなるために取るべき進路
まずはイラストレーターになるための基本知識を整理しておきましょう
イラストレーターとはそもそもなに?
ゲームやグッズのイラスト、Webサイト用素材や漫画、絵本やデザイン・ファッション……と様々な分野でイラストの仕事が存在しています。
知っておきたいのは人や企業に依頼された絵を描く仕事がイラストレーターです、決して自分が描きたい絵を自由に描く仕事ではありません。
売れっ子イラストレーターになれば仕事も選べますが、大半のイラストレーターにとっては描きたい絵だけを描ける仕事ではなくあくまでもクライアント(依頼者/企業)ありきになります。
イラスト関連の仕事の種類
イラストレーターの仕事は多岐にわたります、代表的な種類を見ておきましょう。
広告イラストレーション:企業の広告キャンペーンのためのビジュアルコンテンツを作成
エディトリアルイラストレーション: 雑誌、新聞、ウェブサイトなどのコンテンツのためのイラストを作成
絵本のイラスト:子供向けの絵本のためのイラストを作成
ファッションイラストレーション: アパレル等ファッションデザインのスケッチやイラストを作成
コンセプトアート:映画、ゲーム、アニメーションなどのプロジェクトのためのコンセプトアートを作成
キャラクターデザイン: ゲーム、アニメーション、映画などのためのキャラクターデザインを作成
商品パッケージデザイン: 商品のパッケージのためのデザインとイラストを作成
デジタルアート: デジタルメディアを使ってアートワークを作成
・・・・・・etc.
絵の仕事自体は幅広い業種に存在するので、興味ある分野に特化することも可能です。
業界で長く生き残りたいならあえてそんな戦術を選ぶのもありです!
イラストレーターにはどうしたらなれる?必要な進路は?
イラストレーターになる進路に決まりはなく、なり方も人によって様々です。魅力的なイラストさえ描ける技術があるならどんなルートを経由しても全く構いません。
ただ若いときはどうしても技術や知識・経験が未熟なため、専門学校や美大で学んだうえで絵の仕事につくケースがやはり多くなるでしょう。
学校の種類としては美大やイラスト・マンガ関連の専門学校が多く、学部は大学なら美術系やデザイン学科。専門であればイラストやコミック科などが代表的な進路となります。
専門でも大卒でも結局実力次第なので、ある意味すごく平等な業界です!
どのくらい稼げる?
イラストレーターの収入は、仕事や立場・キャリアによって完全にピンきりです。
【フリー】で副業的にやったり仕事し始めなら年収100万に満たない人がほとんどですし、逆にキャリアを積んで名前の売れた人が年収1,000万を越えることも不可能ではありません。
【会社づとめ】のイラストレーターは平均的なサラリーマン給与にそう金額です、社内での立場にもよりますが平均年収は300~500万円前後でしょう。
もちろんスキルがあれば報酬は上がりますし、出世したり大手に転職して高い年収を得ることも可能です!
イラストレーターになるための画力を効率的に身につける方法とは?
イラストレーターになりたいなら、まずは最低限の画力と知識(デジタル含む)を身につける必要があります。
①『独学』だけで目指す場合の注意点
イラストの技術を上げたり知識を習得することは独学でも不可能じゃありません……が!?
ひとりで進めるとまず何を学べばいいか調べることから始めないといけません。正解かどうかも自分で判断するしかないので迷い、不安に襲われ思考も独りよがりになりがちです。
実は多くのプロのイラストレーターが独学に固執しない理由は『さっさとわかる人から教わったほうが、絵の上達は圧倒的に早い』からなんです。
ムダな遠回りはしたくない、なるべく早く絵で稼ぐ力を身につけたいなら次から紹介する手段を使ったほうが結局近道になることをおさえておきましょう。
②技術や知識が未熟と感じる若い人は鉄板の「専門学校」から検討すべき3つの理由
いまは全国各地に、イラスト関連の専門学校が多くあるのは知ってのとおりです。
技術や知識にまだ自信がない人ほどまずは学校に入り、カリキュラムにそって学び成長していく方が夢実現の近道になります。
▼専門のメリット
絵の仕事に必要なスキルや知識を学べる
同じ夢をもつ友人と出会える
就職活動を学校がサポートしてくれる
学校に入ると絵の仕事をするために必要な技術がなにでどう学べばいいか、すべて教えてもらえます。
また将来の人脈にもなる友人と自然に出会え、卒業後は様々な会社に分かれて就職することで万が一リストラにあった時も助けあえるでしょう。
さらに専門はあくまでも進みたい分野の仕事につくことを目的とした場です。就職率が学校の運営に影響するので、先生たちもあなたを必死で就職させようとしてくれるはずです。
▼専門の注意点
学費や時間が必要
やる気のない同級生に巻き込まれない
学校なので学費は必要ですし学ぶ時間もいります、でもそのぶん絵の仕事で働くために求められるスキルを事前に習得しておけることへとつながります。
またイラストやゲーム・アニメ系の専門はなんとなく入学している生徒もいるので、マイナスの雰囲気にのまれず最初の目的を見失わない強い精神力も欠かせません。
あなたも絵を描く仕事に就く技術や知識を先にきちんと習得したいと思うなら、イラスト関連の仕事への就職実績が高いことで知られる学校を調べることからまず始めてみましょう。
以下ではイラスト関連で評判の学校をいくつか紹介しておきます、どこも公式サイトから資料請求が無料で頼めるので気になる学校があれば案内資料を取りよせて比較検討してみてください。
ヒューマンアカデミー「イラストレーター専攻」
公式サイト:https://ha.athuman.com/
全国18校展開している大手専門校でどなたでも通いやすく、都心部のイラスト仕事情報も校内で共有できるため地方在住でも不利に働きません。
仕事の職場で役立つ実践的能力が身につけられる環境を重視していて、在学中の頑張り次第では在学デビューや早期内定も可能です。
イラストレーターや漫画家など80名以上ものプロの現役クリエイター講師による少人数制授業も評判で、苦手な部分も一人ひとりによりそった指導で克服へと導いてくれます。
実際にインターンシップ(在学中の職業体験)を経験した学生の7~8割がそのまま企業に就職・アルバイト採用されている実績もあるので、就活時の不安も少なく進めていけるでしょう。
昼間の授業以外に夜間/週末講座があるだけでなく自宅で学べる『通信講座』も整っているので、希望にあわせた利用も検討しやすいはずです。
また一般向けの『イラスト・マンガ総合講座』も運営されており、学校より費用や時間をおさえて絵が上達したい多くの人に利用されています。
代々木アニメーション学院
公式サイト:https://www.yoani.co.jp/
42年の長い歴史と高い知名度をもつ、エンターテイメントに特化した有名校です。
12万人以上もの卒業生がいて業界に無数のパイプがあるので、就職活動時だけでなく働きだしたあとも人脈に助けられたり心強く感じる機会が増えるでしょう。
アニメ・ゲーム・イラストなどエンタメ関係者と密接につながっている状況を活かし、各業界でいま求められている最新技術や設備をすぐ学び吸収できる環境が整っています。
単なる絵を描くスキルにとどまらず関連ノウハウ・デジタル技術など実践的な能力を身につけられるので、卒業後は即戦力のプロ一年生として活躍していけるでしょう。
環境やカリキュラムが充実していることから絵の仕事に転職したい社会人も最近は多く利用しており、働きながら学びやすい夜間・土日や週1コースなども人気を集めています。
アミューズメントメディア総合学院
公式サイト:https://www.amgakuin.co.jp/
学習過程で実際の商品をつくって市場に送りだせる実践型スクールで、校舎こそ東京・大阪の2箇所ですが業界就職率94%と高い実績を誇っているのはクリエイター志望にとって大きな魅力と映るでしょう。
他の学校にない大きな特徴が学内に「出版事業部」をもち外部企業とマンガ・イラスト本などを企画・商品開発を行っており、学生にとっての貴重なデビューチャンスにもなっています。
卒業後の進路・職種にも幅広く対応しており、生徒一人ひとりの適正を見きわめた徹底した個別指導でデビュー&就職のサポートを細かく実施しているのがポイントです。
絵以外の様々な将来の悩みや不安も丁寧に相談に乗ってくれる環境で、不安なく夢に向かって進んでいけるでしょう。
③夢をあきらめたくない!日々忙しい人でも利用しやすい『イラスト講座』
学校の費用がなかったりすでに社会人として働いていて通う時間が取れないなら、より安価に短時間で学べる『イラスト講座』という手段もあります。
特にコロナ禍移行は便利なオンライン通信講座がすごく増えて自宅で好きなタイミングで学びやすくなったので、忙しい人でも安心です。
以下ではイラストを副業や仕事にしたい人に人気の講座を紹介しておくので、参考にして下さい。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
専門でも紹介したヒューマンアカデミーが絵を将来の副業や仕事にしたい人向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』は、絵の基礎からクリスタ・キャラデザ・背景…と実践的で多彩なスキルをコースで選んで学べます。
通いもありますが、最近は自宅で進めていける便利なオンラインや通信講座が特に人気です。
受講形式を自由に選べるので、仕事で忙しい社会人や家事・育児で多忙な主婦の方でもスキマ時間に自分のペースでイラストや漫画の技術を伸ばしていけます。
豊富な教材はDVD付きで受講終了後も手元に残って何度も復習できるので苦手部分もしっかり克服できます、さらに絵のキャリア相談も可能です。
また質問は講師に講義で直接聞ける以外に24時間対応チャットまで整っているので、たとえば夜中に一人で描いてて悩んでもすぐ疑問を解消して描き続けられます。
平均受講期間は半年前後と専門より短期間で費用も学校の2割程度ですむので、時間やお金をおさえてコスパよく技術を身につけたい人のちょうどいい代替手段になるでしょう。
イラストレーターになりたいなら欠かせない、スキルや知識総まとめ
イラストレーターとして成功するには、さまざまなスキル・知識が必要です。
不足と感じる部分はしっかり対策を考えていきましょう!
絵を描く技術(デッサン、画力等)
イラストレーターにとって最も基本で必要不可欠なスキルです。アイデアを紙やデジタル上に表現できる能力は、イラストレーターという職業において非常に重要になります。
デッサン、つまり対象物を観察して正確に描く技術は基本中の基本です。また画力、つまりあなたのスタイルで自由に描く能力も魅力的なイラストレーターであるためには必要不可欠です。
絵の仕事についたあとも、日々業務を頑張りながらレベルアップをめざしましょう!
デザインセンス
イラストレーターは単に絵を描くだけでなく、デザイン面にも注意を払う必要があります。
イラストには色彩・構図・バランス・コントラスト……と多くの要素が含まれます、良いデザインセンスを持つことで作品はより魅力的になりメッセージも効果的に伝わるでしょう。
デジタルソフトの知識/技術
現在のイラストレーターは、アナログ技術だけでなくデジタルにも精通している必要があります。
CLIP STUDIO(クリスタ)、Adobe Illustrator、Photoshop……等々、業務における定番デジタルソフトウェアを使いこなす能力は欠かせません。
趣味で描くだけなら無料アプリでもいいですが、仕事にするなら鉄板ソフトの技術・知識は必須です!
★ソフトに関して詳しく知りたいときは、イラストお絵描きペイントソフトおすすめはこれ!を参照して下さい。
人並みのコミュニケーション能力
イラストレーターは孤独な仕事と考える人もいるでしょうが意外とチームプレイが求められる場面も多く、クライアントや他のメンバーと効果的にコミュニケーションを取る必要もあります。
アイデアを他人に伝えてクライアントからのフィードバックを受け入れ、適切に修正対応まで行っていくやり取りは仕事をスムーズに進めるために欠かせません。
絵さえ描けたらコミュニケーション能力なんていらない!
…なんて考えだと長続きしないんで気をつけましょう💦
一般的な仕事の流れ
イラストレーターの仕事の流れは、一般的に以下のように進んでいきます。
1、クライアントから依頼を受けて要求を理解し、プロジェクトの目的と期待される結果を考える
🔻
2、プロジェクトに必要な情報を集め、ざっくりアイデアを考える
🔻
3、アイデアを具現化し、初期のデザインコンセプト(イラストのラフなど)を作成する
🔻
4、クライアントに最初の案を提出し、フィードバック(修正、調整依頼)をもらう
🔻
5、フィードバックに基づいて修正対応を行う、必要なら何回か実施
🔻
6、すべての作業が完了したら、提出して納品
※ フリーの場合は請求書を作成して提出、報酬を受け取る
状況や立場によって変わります
クリエイターとしての個性
イラストレーターは企業やクライアントに頼まれた絵を描くのが基本ですが、一方で強い個性を持つことも重要です。
多くの絵師から選んでもらうには、あなた自身のスタイルや魅力的な視点がないと他の描き手と差別化できず仕事も回ってきません。
クライアントにとって魅力的であることこそ、多くの仕事を獲得できる最大の武器になるでしょう。
流行りの絵柄に合わせられる器用さ・柔軟さも大切です!
この章で紹介したようなスキルや知識は、これからイラストレーターとしてのキャリアを追求する上で重要なものばかりです。
さまざまなスキルを磨いて知識を深めていくことで、イラストレーターとしての成功にも近づいていけます!
イラストレーターの働き方3選
イラストレーターとしての働き方について、代表的な3パターンを見ていきましょう。
①フリーランスとして生きていく
フリーランスのイラストレーターは、クライアントから直接依頼を受けて描いていくことになります。
フリーランスとして働くメリットは時間を自由に管理できること、興味あるプロジェクトを選べること、そして自分ならではのビジョンをとことん追求できることでしょう。
一方のデメリットは基本的に自分自身で仕事を見つけないといけないことと、収入や休みが不安定なことです。
特に業界未経験でフリーになるとなかなか仕事が得られずストレスや苦労が増えるので、不安ならまず絵の仕事で就職しましょう!
②社員として企業内で絵を描く
絵を描く仕事の会社に就職することで、絵の仕事でも割と安定した収入と労働環境を得ることができます。組織内で同僚たちと働くことで学ぶことも多いでしょう。
ただ企業に就職すると当然ながら自由な時間はそのぶん減り、企業の理念に沿った作品を作成するので合わない場合はストレスになることもありえます。
それでも会社で学べることは多いです、おかげで自分も独立10年経っても生き延びていますw!
③独立して何か事業を立ち上げる
ビジネスを立ち上げることで、自分のビジョンを追求しながらブランドを築いていくこともできます。
事業を立ち上げるメリットは好きな仕事を好きなだけできること、一方デメリットは収入が不安定で初期投資もいくらか必要になることでしょう。
もちろんすべての人にとって独立開業が合うわけではありません、リスク要素も結構あります。
興味あればまずは本やセミナーで勉強して、知識を増やす事から始めてみましょう!
イラストを確実に仕事にするための有効な方法3選
イラストレーターになる進路は色々ですが、あらためて代表的な3つの方法について説明します。
とにかく独学で頑張る
イラストのスキル自体は、独学で学ぶことも不可能ではありません。
今はネット上でイラストの技術やデジタルソフトの使い方について、YouTubeやブログなど無料で使える教材がたくさんあります。
ただ独学だけだと身につかない知識や技術も多く学びの姿勢も受身になりがちなので、不安な人は次章以降の手段を選んだ方がいいかもしれません。
美術大学、専門学校、短大などに通う
美大、専門学校、または短大に進学することでプロのイラストレーターになるための基本的なスキルと知識を学ぶことができます。
学校では他の学生や教授との関係性も得られ、学習以外にも多くの価値が得られるでしょう。
学校ごとの特徴や違いについてポイントごとに比較しておくので、確認してみてください。
通学期間
専門学校: 2年、あるいは3年のプログラムが一般的です。専門的なイラストスキルを集中的に学びたい人に適しています。
大学: 4年間の学びが基本で、広範な教養教育と専門知識をバランス良く学びます。
短大: 2年間のプログラムが一般的です。大学に比べて専門的な内容に焦点を当てたカリキュラムが多くなるでしょう。
入学の難易度
専門学校: 入試は難易度が低いですが、学校によってはポートフォリオの提出が求められることもあります。
大学: 入試は難易度が高く、一般的にはセンター試験や学力試験・面接・作品提出などが求められます。
短大: 入試は大学に比べると難易度は低いですが、学校によっては作品提出が求められることもあります。
学校で学べる内容
専門学校: イラストレーションに特化した技術や知識を深く学べます。デジタルイラスト、アナログイラスト、キャラクターデザイン、背景画など、幅広い分野にわたる技術を学びます。就職に特化した学校、と考えるといいでしょう。
大学: 美術学部やデザイン学部などで、イラストレーションだけでなく美術全般やデザイン全般について学びます。
短大: イラストレーションに焦点を当てたカリキュラムが多いですが、大学に比べて専門的な内容に焦点を当てたカリキュラムが多いです。
通学するための費用
専門学校: 学費は1学年平均100万円が相場です、あくまで学びたい内容に特化して学習できるためコストパフォーマンスが高いと感じる人が多いのが特徴です。
大学: 学費は高いですが、広範な教養教育と専門知識をバランス良く学べるため将来的に幅広い分野で活躍したい人に適しています。
短大: 学費は大学に比べると比較的低いです。
卒業後の仕事先
専門学校: イラストレーター、グラフィックデザイナー、アニメーター、ゲームデザイナーなど、クリエイティブな分野に就職する人が多いです。イラストレーターメインなら専門学校で大丈夫でしょう。
大学: イラストレーターだけでなく、美術教師、デザイナー、アートディレクターなど、比較的幅広い分野に就職する人が多いです。
短大: イラストレーター、グラフィックデザイナー、アートディレクターなど、クリエイティブな分野に就職する人が多いです。
いろいろな点を考慮しながら、あなたの目指すキャリアや学びたい内容に合わせて最適な学校を選びましょう♪
★専門学校についてもっと詳しく知りたいときは、イラスト専門学校おすすめはここ!絵のプロ目線で徹底比較15選も参考になります。
オンラインコース、イラスト講座
今は一般の人や社会人向けに、便利なイラスト講座も数多く存在しています。
仕事で忙しい人でも使いやすい通信講座やオンラインコース講座が増えているので、好きなときに好きなペースで学ぶ事も可能です。
学校ほど時間と費用はかけられないけど技術を身につけたい!
そんな人にはイラスト講座もいい選択肢になるはずです♪
★イラスト講座については記事上を再確認するか、【初心者OK】イラスト講座おすすめ16選!オンライン/通信講座/教室/学校まで徹底比較も参照して下さい。
イラストレーターの収入と報酬について
ここではイラストレーターとして働きたい多くの人が気になる収入額や年収、そして収入を増やすための方法について説明します。
収入の源
イラストレーターの収入は、主に以下のような形から得られます。
フリーランスの仕事: クライアントから直接依頼を受け、プロジェクトごとに報酬を得る
企業での正社員または契約社員としての給与: 企業に所属して固定の月給または年俸を得る
自分の作品の販売: オンラインショップや展示会で自分の作品を販売する
著作権料: 自分の作品が再利用される場合に得られる収入
教育・講座: 自分のスキルと知識を教えることで得られる収入
年収
イラストレーターの収入は、仕事や立場・キャリアによって完全にピンきりです。経験、スキル、仕事の量、そして働き方(フリーランス、正社員、自営業)によっても異なります。
【フリー】で副業的にやったり仕事始めなら月収5万にも満たない人がほとんどでしょうし、逆にキャリアを積んで名前の売れた人が年収1,000万を越えていくことも不可能ではありません。
また【社員】イラストレーターの場合は平均的サラリーマン給与にそった金額で、立場にもよりますが平均年収は300~400万円前後でしょう。もちろんスキルが高ければ給与はそのぶん上がりますし、社内で出世したり大手に転職することでより高い年収を得ていくことも可能です。
絵を描いてるだけだと大きな利益には繋がりにくいので、視野を広く持って絵でさまざまなアイデアを実践していきましょう!
イラストで収入を増やす方法
イラストを描きながら具体的にどうすれば収入の額を上げていけるか、方向性をいくつかおさえておきましょう。
スキルの向上: 高度なスキルを持つことで、より高額なプロジェクトを受けられる可能性が高まります。描くスピードを上げていくことも重要です
ポートフォリオの充実: 魅力的なポートフォリオを作成することで、新しいクライアントを引きつることも可能でしょう
ネットワーキング: 業界のイベントやセミナーに参加することで、新しい仕事の機会を得られる可能性があります
マーケティングと自己プロモーション: SNSやウェブサイトを活用して自分自身をマーケティング・ブランディングしていくことは現在において欠かせません
多角化: 一つの収入源に依存しないように例えば教育や著作権料など、複数の収入源を持つことが重要です
収入と報酬はイラストレーターにとって重要なテーマです!
キャリアと収入をしっかり構築していきましょう♪
イラストレーターに向いている人の特徴8選
ここではイラストレーターに向いている人の一般的な特徴をいくつか紹介するので、参考にしてみてください。
創造性
イラストレーターは独自の絵のアイデアを思いついて、ビジュアルに変換する能力が必要です。
新しいアイデアを考え、それを魅力的なイラストに変える創造性が強く求められます。
観察力
日常の出来事や物事に対する鋭い観察力も、絵を描く上で大切な要素です。
普通の人では気づけないような細かいディテールに関心を持って、自らの作品に取り入れることでリアルで魅力的なイラストを作成していけるでしょう、
さまざまな絵の技術
デジタルイラスト、アナログイラスト、キャラクターデザイン、背景画・・・など、幅広い分野にわたる技術を持っていることも必須です。
キャラしか描けないという状況だと将来かなりの確率で行き詰まってしまうので、積極的に幅広いジャンルに手を出していきましょう!
コミュニケーション能力
クライアントや他のクリエイター、同僚などとスムーズにコミュニケーションがとれるかどうかは絵の仕事を進める上で無視できない要素の一つです。
といっても人並にコミュニケーションできれば大丈夫なので、プレッシャーに感じすぎず普通に接してください♪
根性
イラストレーターは長時間にわたって集中して一つの作業を進めていくことになるので、集中力や根性などの要素もやっぱり必要です。
またクライアントのフィードバックに基づいて修正作業を何度も行ったり、何回も描き直すこともあるため持続力やメンタルの強さも求められます。
理不尽を言ってくるクライアントは一定数いるので、そんなときも腐らず上手く対応できるかどうかでその後の仕事の状況が大きく変わります!
柔軟性や視野の広さ
イラストレーターとして仕事をしていくと様々な案件に取り組むので、臨機応変な思考や視野が必要です。
古い発想だけにとらわれすぎず、新しい技術を学んで異なるスタイルやテーマに対応していく能力が求められます。
絵柄のセンスが今の時代に合ってるかどうかはかなり重要です!
ビジネスセンス
フリーランスとして働くなら自ら仕事を見つけて契約を交渉し、ビジネスを管理する能力も必要です。
営業力やマーケティングなども勉強していきましょう。
自己管理能力
提示された納期を守り、そのために作業の時間を効率的に使う自己管理能力が強く求められます。
契約を結ぶ際は必ず余裕ある期間を伝えて、ムリのない範囲で作業を進められる状態を目指して行ってください。
それぞれまだ未熟だとしても、意識して高めていく姿勢を大事にしてください!
そもそもイラストレーターになるには、フリーランスと正社員どちらがいいの?
イラストレーターになる際フリーランスと正社員のどちらの道を選ぶかは、あなたが理想と感じる生活スタイルやキャリア・好みによっても異なります。
以下ではフリーランスと正社員のイラストレーターそれぞれのメリットとデメリットをまとめておくので、チェックしてみてください。
フリーランスイラストレーターの場合
メリット
自由: 自分のスケジュールを自由に設定できます。また、あなたが興味を持っているプロジェクトだけを選ぶことができます。
多様性: 多くの企業やクライアントと仕事をすることで、さまざまな経験を積むことができます。
独自ビジネス: あなた自身のビジネスを立ち上げ、自分のブランドを築くことができます。
デメリット
不安定な収入: フリーランスは仕事の量によって収入が毎月変動するため、不安定な面も強いです。
自己管理: 自らスケジュールを管理し、デッドライン(納期)を守る自己管理能力が求められます。
ビジネス運営: 自分のビジネスや事業を運営するなら、契約交渉・請求・税金の管理などビジネス関連の雑務やタスクが増えます。
社員イラストレーターの場合
メリット
安定した収入: 月々の給料や労働環境が安定しているので、フリーよりだいぶ気楽でしょう。
福利厚生: 企業によっては、健康保険・退職金・有給休暇などの福利厚生が得られます。
人脈:同僚たちと一緒に働くことでチームプレイを経験し、新しい知識や技術を学ぶことができます。将来の人脈にもなるでしょう。
デメリット
制約: 企業の方針やコンプライアンス、スケジュールや雑務に従う必要があります。
創造の制限: 企業のプロジェクトに従事するため、あなた自身の個性やクリエイティビティが制限される状況もあります。
長時間労働: 企業によっては、納期前などに長時間労働が求められることがあります。それでもフリーで仕事を複数抱える状況よりはマシなことが多いはずです。
・・・色々見てきましたが結局フリーランスと正社員のどちらがいいかは、個人の働き方・稼ぎ方の好みによって大きく異なります。
基本的にフリーランスは自由で多様な経験を求める人に、一方正社員は安定した収入と福利厚生などを重視する人に向いているといえるでしょう。
あなたの目指す人生に合わせ、年齢ごとの柔軟な考え方も大事にしながら最適な選択をしていきましょう!
イラスト職に欠かせない、ポートフォリオについて
ポートフォリオはあなたのイラストレーターとしての実績やスキル、経験・個性を相手に伝えるために欠かせないツールです。就職や契約時など、必要な場面も多くなります。
以下では、ポートフォリオの作成についてのポイントを説明します。
そもそもポートフォリオとは?
ポートフォリオは、自らの作品を集めたコレクションといっていいでしょう。
クライアントや雇用者に自分のスキル、経験、そして個性を示すためのものです。ポートフォリオは印刷物やウェブサイト、またはデジタルファイル(PDF・JPG等)として作成できます。
ポートフォリオに含めるべき制作物
ポートフォリオには、あなた自身の最高の作品を含めることが重要です。以下の3要素をおさえながらこれまでの絵を集めていきましょう。
クオリティ: 高品質な作品を選びましょう。技術的なスキル、デザインセンス、そしてクリエイティビティが示される作品が重要です。
多様性: 様々なスタイル、テーマ、メディアの作品をバラエティ高く集めておくことで、幅広いスキルを持っていることを相手に示すことができます。
関連性: クライアントや雇用者のニーズに関連する作品を含めるのもいいでしょう。例えば子供向けの絵本のイラストレーターを目指すなら、そんなテイストのイラストを入れることは鉄則です。
ポートフォリオのデザイン
ポートフォリオは、全体のデザイン自体も重要です。
整理: 作品を整理して見やすくまとめましょう。作品のタイトル、作成日、使用したメディア、そして作品の説明を含めてください。※見にくいとそれだけで手に取ってもらえない場合があります!
デザイン: ポートフォリオの装丁自体もあなたのデザインセンスを示すものです、シンプルで洗練されたデザインを心掛けましょう。
デジタルとプリント: 相手の受け取り状況は様々なものが考えられるので、デジタルとプリントの両方を用意することをおすすめします。
クライアントへの適切なアピール方法
ポートフォリオをクライアントに提示する際、アピール方法も大事です。以下の姿勢をおさえておきましょう。
プロフェッショナルな態度: へりくだる必要はありません、あくまでもプロの独りとしてあなた自身と作品をプレゼンする姿勢で提示しましょう。
あなた自身の強みを知る: 他の人にはない自らの強みを知って、明快にクライアントに伝えましょう。
クライアントのニーズを理解する: 依頼者が何を求めているかを事前にリサーチし、それに呼応できるようにあなたのスキルと経験が役立つレベルであることを伝えましょう。
イラストレーターとして働くメリット・デメリット
イラストレーターとして働くことには、メリットやデメリットも当然あります。
それぞれのポイントについて詳しく説明するので、おさえておきましょう!
やりがい
イラストレーターとして働く最大のメリットはあなた自身のクリエイティビティ(創造性)を使って作品をつくり、それを他人と共有できる点です。
アイデアをイラストというビジュアルの形に表現し、それが他人に喜ばれることはかけがえのないやりがいを感じられるでしょう。
また自分の作品が商品、広告、ウェブサイト、映画、ゲームなど、様々なメディアで使われることで、多くの人々に影響を与えることができます。
自分も10年以上前にキャラデザした商業作品が、
『あれ大好きでした!』と後になって知り合った人たちに言われることは非常に大きな喜びでした♪
条件
イラストレーターとして働く条件は、働き方によってかなり大きく異なります。
フリーランスの場合は時間を自由にできる一方で収入が不安定となり、自分で仕事を見つけたり管理する必要があることが主なデメリット部分として挙げられるでしょう。
逆に企業に就職する場合は安定した収入と福利厚生を得ることができる一方で、時間が制限されることや企業のビジョンに沿った作品を作成する必要があることがデメリットになります。
実は仕事の内容によっても左右される要素なので、見極めはかなり難しい部分かもしれませんね💦
強みとニーズ
多くのイラストレーターたちが存在する中で、あなた自身のスタイルや視点を強みとして持つことで他のイラストレーターと差別化することができます。
またニーズとしては、常に新しいスキルを学んで今のトレンドに絵柄やセンスをアップデートすることが求められるでしょう。
あなた自身のライフスタイルや将来のキャリア、興味のある分野かどうかなど考えながら最適な働き方を選んでいってください!
絵を描いて生きていくには欠かせない『マーケティング』目線
イラストレーターとして成功するには、あなた自身を的確に売り込んでいくことも重要です。
ここではイラストレーターに欠かせない、マーケティング要素についてのポイントを説明します。
特にいつか独立開業したいなら大事な部分なので、会社で働きながらでも将来を見据えてアイデアを練っていきましょう!
SNSを使って自己プロモーション
現在のSNSは、自らと作品を広めるために絶対欠かせない強力なツールです。
以下ではSNSを使った自己プロモーションのポイントをいくつか紹介するので、参考にしてみてください。
定期的に作品を投稿する: たまにではなく割とマメに作品を投稿することで、フォロワーに自分の存在を知って好きになってもらうことができます。
ハッシュタグを使う: 投稿内容に関連するハッシュタグをうまく使うことで、あなたの作品を多くの人に見てもらうことができるでしょう。
他のクリエイターとネットワーキングする: 他の投稿者達といい関係を築いていくことで、なにか新しい仕事の機会を得ることも可能となります。
X(元Twitter)やインスタを軸にしつつ、可能ならYouTubeやTik tokにも手を出す流れが多いですね
★YouTubeでの発信に関しては、イラストを描く人が今からYouTubeチャンネルを始めて負けない5つの秘訣も参考になります。
ウェブサイトの作成
ウェブサイトやブログは、あなた自身と作品を自由な形式で見せていくために欠かせない場所です。以下のポイントも参考に、構築を進めていきましょう。
ポートフォリオを掲載する: 自信のある作品を選んで、サイトにどんどん掲載していきましょう。
自己紹介を書く: あなたのバックグラウンド、スキル、経験、そしてビジョンについての自己紹介は必ず書きましょう。意外とよく見られる部分で、そこから仕事に繋がる人も多くなっています。
コンタクト情報を掲載する: あなたに興味を持ってくれた人が簡単にメールなどで連絡できるように、コンタクト情報をサイトにわかりやすく掲載しましょう。
今は発信さえすればどこかの誰かがあなたに気づいてもらえる便利な時代ですが、逆に言えば上手に発信を進めないとあなたの存在は誰にも知られないままです。
今や遠慮してたら損するだけです!
色々なメディアを使って、戦略的にあなたの存在をガンガンアピールしていきましょう!!
これからのイラストレーターの将来性について
絵の仕事の将来性について、何も不安を感じない…なんて人は多くないでしょう。
ここでは現状と未来で起きるかもしれない状況についてカンタンにまとめておくので、参考にしてください。
イラストの需要はますます高まっている
世界中でデジタルコンテンツの消費が増加しているため、イラストの需要自体は近年ますます高まっています。
ウェブサイト、アプリ、ゲーム、アニメーション、広告、SNS、電子書籍など、多くのメディアでイラストが必要とされているだけでなく、企業が自社のブランドイメージを強化するためにオリジナルのイラストを使用することも増えているのが実情です。
仕事も人手もあちこちで求められているけど、それだけ競合相手も多くなっているのが今の状況でしょう
新しい技術との付き合い方
デジタル技術の進化により、イラストレーターの作業効率が向上しより多くの可能性が広がってきました。
タブレットやデジタルペン・イラスト作成ソフトウェアの進化により細かいディテールを描くこともカンタンになり、今や修正・変更もカンタンです。
またVR(仮想現実)やAR(拡張現実)などの新しい技術を取り入れることで、立体的なイラストを作成することも可能になっています。
絵を仕事にするなら新技術への積極的な興味や習得は欠かせません!
『AI』がイラスト業界に与える影響
2022年夏以降のAI(人工知能)技術のめざましい進化により、単純なイラスト作業の工程は今後自動化される可能性が見えてきました。
でもクリエイティビティや感性を必要とするオリジナルのイラスト作成には、人間のイラストレーターの手や発想も欠かせません。
むしろAI技術を便利なツールとして作業に取り入れることで、作業効率を向上させよりクリエイティブな作業に集中することもできるのでうまく活用できるかどうかは今後ますます重要になるでしょう。
毛嫌いしてただ目を閉じてるとチャンスを逃す可能性もあるので、情報収集だけは進めましょう!
FAQ イラストレーターになりたい人が悩みがちなこと
最後にイラストレーターになりたい多くの人が気になる部分を、一問一答形式でまとめて一挙紹介!
イラストレーターになるには何が必要? どんなスキルがあるといい?
基本的なデッサン力
配色のセンス
今風のタッチ
デジタルスキル
・・・などはないよりあったほうが、イラスト関連の仕事で何するにしてもスムーズでしょう。
また仕事を発注してくれるクライアントとのやり取りにおけるコミュニケーション能力や、予定や納期を管理できるスケジューリング的資質。
個性やオリジナリティもあるに越したことありません。
資格はあるの? 何を勉強するべき?
資格に関しては特にありません。Photoshopやイラストレーターの資格を挙げているサイトもありますが、現場目線で言えばそんな資格のあるなしはどうでも良く実践で使えるかどうかだけです。
また基本的なデッサン・画力が必要なのはもちろんですが、現在のイラストレーターの業務ではデジタルで描くスキルは何より欠かせません。
趣味で絵を描くならタブレット+スタイラスペンでもいいですが、依頼を受けたり会社に属して絵を描くならパソコン・ペンタブ・ペイントソフトというスタイルで描く業務がまだとうぶんの間は必要とされます。
学びを独学でクリアできるならそれでいいですが、不安に感じるならまず学校など専門的な場所で教わったほうが就職活動までバックアップしてもらえてラクな場面が多くなるでしょう。
仕事の内容・種類が知りたい!
上でも少し書いたように、様々なジャンルでイラストを描く仕事が存在しています。
家庭用ゲームのイラストレーター
スマホアプリのイラストレーター
キャラクターデザイン系のイラストレーター
デザイン系のイラストレーター
漫画に関連したイラスト
雑誌・広告・新聞に掲載するイラスト
イラストを監修するアートディレクター
・・・・・・などなど絵を描く仕事の種類は非常に幅広いです、たまたま入った会社で必要に求められてイラスト制作に携わることもあるかもしれません。
あくまでも専任のイラストレーターとして働きたいなら、はじめから絵の仕事をする会社を選ぶかフリーの立場で絵の仕事をとっていく形になります。
どのような人に向いている? 適性が知りたい!
ものづくりが好き
人を楽しませるのが好き
そのためなら苦労もいとわない情熱がある
このあたりは最低限あったほうが楽しく進めていけるでしょう、またそれ以外にも・・・
すぐにイライラしない
協調性がある
目線を広く持てる
・・・などの特性もあると、息長く絵の仕事で働いていけるはずです。
面白さは? いいことは? やりがいってどんなこと?
自分の描いた絵で不特定多数の人を楽しませる、感動させられるのはイラストレーターの最も大きなやりがいと言えるかもしれません。
それ以外にもデザインしたキャラクターが人に好きになってもらえたり、キャラクターグッズになって保有できる楽しみもあるでしょう。
プロジェクトによっては大きく名前が出て実績にできるものもあるので、承認欲求も強く満たせます♫
どんなことが大変?
フリーの場合はまず仕事を取って、毎月の収入を安定軌道に乗せることが大変です。技術だけでなく、営業力も問われます。
社員の場合は最初から一定の安定給与で働けますが、ある程度以上に収入をあげようと思ったら1プレイヤーでいるだけではなく監修や管理的な業務にも携わっていかないと30代後半くらいで限界が来るでしょう。
また本来好きな絵が仕事でまったく描く機会がなかったり、クライアントからのたび重なる修正依頼・厳しい納期などストレスやプレッシャーと戦っていくこともイラストレーターの宿命と言えます。
社員でイラストレーターになった場合の主な勤務先は?
ゲーム制作会社
広告・デザイン制作会社
お菓子メーカー
玩具関連
・・・・・・社員として所属する場合は、いわゆる絵の関連商品が多い会社がイラストレーターの勤務先としても多くなります。
ネット検索で就職・転職活動をしたい際は、「クリエイティブ系」というくくりで検索するとイラスト関連の企業が多くヒットします!
逆にフリーの場合は下請けとして企業から直接依頼をもらったり、イラスト発注の仲介企業を経由して仕事をうける形が多くなります。
働く時間は平均1日何時間くらい?
社員イラストレーターなら会社の就業規則通りです。忙しいときは残業もありますが、長くても1日10時間程度で収まることがほとんどでしょう。
逆にフリーなら仕事の量とスケジュールによるので完全に人それぞれになります。特に働き始めは一枚の単価も少ないので、トータルの収入を増やすために多くの仕事を取って1日描き続けるなんてことも珍しくありません。
フリーが合う人、社員が合う人の違いってある?
▼フリー向きな人
すでに絵の仕事経験が数年以上ある
イラスト制作のスキルが高い
仕事をもらうあてが複数ある
会社員で働くより高収入が得られそう
▼会社員向きな人
安定した収入がほしい
落ち着いた生活で仕事をしていきたい
絵やイラスト関連の仕事で働いたことがない
周りからの刺激を吸収したい
・・・極論フリーには何歳からだってなれます、でも会社員はある程度の年齢を超えると入社することさえ厳しくなります。
だからこそまず最初に会社勤めで絵の仕事の経験を十分に積み、技術を身につけて人脈を築いた上で可能性が見えたらフリーを目指す・・・という流れの方が安全で無理のない進め方といえるでしょう。
仕事の流れってどんな感じ?
勤める企業・クライアントによっても仕事の流れは変わりますが、一例を記しておきます。
仕事を回してくる人(アートディレクターなど)からイラスト制作指示書を渡される
指示にそって、イラストラフを制作
修正依頼があれば調整し、問題なくなれば清書(線画・着色)
問題なければ終了⇒次の仕事へ進む
修正作業も多く発生しますが、いちいちイライラせず冷静に求められるイラストに近づけていく姿勢が欠かせません!
なるには何歳まで? 年齢制限とかあるの?
年齢制限に関してはフリーでニーズがあるなら特に関係ありません。副業としてやる場合も、手段さえきちんと見つけられれば年齢が問われることは基本ないでしょう。
ただ社員イラストレーターとして働く場合は、遅くても30歳までには一度どこかの会社に入っておかないとその後の中途入社はなかなか厳しいかもしれません。
イラストでなく別の絵の関連の仕事をして転職したり、フリーで経験積んだ上で改めて会社に入る進路なら30代でもありえます!
イラストレーター志望の中学校卒業後の進路はどうするべき?
子供の頃から絵が好きで将来イラストレーターになりたい人もいるでしょうが、中学卒業後にいきなり専門学校に進む必要までは特にありません。
高校に行ってから専門学校や美大に進んで就職したり、高校卒業後の趣味としてイラストを進めて結果仕事になる・・・そんな進み方も多いです。
高校時代に楽しみながら絵の技術を高めるのも、きっと大切な期間になるでしょう。
あまり早いうちから他の道を断つと人生のリスクにもなる上、視野も狭くなってしまいます・・・
たくさんいいイラストを描いていく上でも人生経験は大事な要素です。将来の決断を焦りすぎず、年齢ごとに楽しんだりや学べることは体験した上で進路を考えてください。
まとめ
イラストレーターになるには、現在様々な道があります。
まず手っ取り早く挑戦できる部分から進めて、力がついたら更に上を目指すのもありなので楽しみながら頑張ってください!
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