どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
絵やイラストを描きたいと思っても、最初は何から進めていいか悩みますよね💦
そこでこの記事では長年絵の仕事で勤めた立場もふまえ、絵やイラストの描き方から上達方法までを↓のような内容を中心にわかりやすくお伝えしていきます。
✅️絵やイラストの練習は何から始めればいい?
✅️どうすれば絵が描けるようになるのか?
✅️絵が上手くなるための方法が知りたい!
✅️デジタルで描くためにはどうしたらいい?
✅️もっと早く絵が上達できる近道ってある?
楽しくお絵描きしていけるポイントがわかります!
はじめに、絵やイラストがうまくなりたいなら絶対知っておいてほしいこと
絵やイラストを描くときに誰しも思うのが、『絵がうまくなりたい!』ということでしょう。
実は絵が上手くなる姿勢としてもっとも重要なのは、『考えながら描く』ことなんです。これから絵の練習をするときもただ漠然と描くんじゃなく、
どうして人間の手はこんな描き方になるんだろう?
絵の上手な人は関節の線をなんでこんなふうに描いてるの??
・・・などなど、モノの構造や他の上手な人の描き方に対して頭の中でつねに想像力を働かせながら描いていくようにしてください。
そうすることでモノを構成する理屈が次第にわかってきて、絵で表現できるものもどんどん増えていきます。
最初は難しいですが慣れたら普通にできるのでぜひ覚えておいて下さい!
イラスト初心者はまず模写やトレースから始めよう!
つぎに、絵やイラストの基本的な練習方法について紹介します。
①紙や画面上に記号や文字をかきなぐろう
絵の基本は、描くために手を自由に動かせることから始まります。
使いやすいペンを持って記号や文字をひたすら描いていきましょう、手の使い方が柔らかくなって線を引く安定感も増していきます。
毎日少しずつでも続けることでだんだんと描き慣れて、上達していけるでしょう。
絵やイラストの上達には継続が何より重要です!
あせらず楽しみながら自分のペースで頑張ってください♪
②模写やトレースの重要性
模写は絵の上手な人の作品を参考に、同じようにマネて描いていく練習方法です。そうすることで技術や表現方法を学ぶことができます。
トレースは元の絵の上に透明な紙やデジタルツールを使用してその上から線をなぞります、これにより線の流れや形を正確にとらえられるようになっていけるでしょう
★トレースについて詳しく知りたいときは、クリップスタジオトレースやり方!写し絵でイラストは上達できる?を参照して下さい。
当サイトと連携しているYouTube【ハシケンちゃんねる】に関連動画もあるので参考にしてください♪
③観察力と表現力も磨いていこう
絵やイラストの上達で大切なのは日常の中でも観察力を養うことです、周りの物や人の動き・光の当たり方など細かい部分に注意を払って絵に取り入れることでリアルな表現ができるようになります。
また色の組み合わせや筆の使い方など、表現の基本技術を磨いていくことも大切です。
妄想力や想像力などもないよりあったほうが絵が魅力的になります!
④オリジナルキャラクターを描いていこう
あなたオリジナルのキャラクターを作る際は、好きなものや興味を持っていることをベースに考えていきましょう。
キャラクターの背景・ストーリーを考え、それに合わせてデザインしていくとより魅力的な仕上がりになっていきます。
家族や友人の似顔絵やSNSのアイコンイラストを描くのもいい練習になります!
⑤とにかく最初は人の絵をマネして描く練習から!
模写やトレースをする際は、なんとなくでいいので必ず絵の構造や理屈を想像しつつ真似して描いていってください。ここでも大事なのは最初に紹介した【考えながら描く】ことです。
そして描き始めた絵は、最後までしっかり描ききりましょう。
たとえうまく描けなくても最後まで描き終えたことで自信につながり、苦手意識を持ちがちな手足なども練習を重ねていくことで将来の技術・画力の向上へとつながっていきます。
いま絵のうまい人達も昔苦労したことで成長できたんで、みんな一緒と思って頑張りましょう!
なるべく早く上達したいときは「イラスト講座」を活用しよう!
絵やイラストが本気でうまくなるためには、さまざまな絵の知識や技術必要です。
でもすべて独学でやろうとすると、やってることが正解かよくわからず遠回りしがちなんですよね…💦
実は早く絵が上手くなりたいときは絵のわかる人からアドバイスを受けて練習することがもっとも近道なんです、なのでそんな知り合いがいたら早めに一度相談してみてください。
もしそういう人が身近にいないなら一般向けのイラスト講座を使う手もあります。描いてて悩んだときに相談しやすいタイプの講座なら、ひとりで進める不安も少なく上達していきやすいでしょう。
以下では絵やイラストの初心者さんから中級者まで人気の講座をいくつか紹介しておくので、必要なときは参考にしてください。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
大手専門校ヒューマンアカデミーが一般向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』は講師による講義や添削で学べるので、独学のような不安もなく絵の実力アップをめざせます。
通いもありますが、コロナ禍移行は便利なオンラインや動画講座が特に人気です。受講者のタイミングで利用しやすいので、仕事や家事で忙しい人でもスキマ時間に自由なペースでイラストの技術を伸ばしていけるでしょう。
質問は講師に聞く以外に24時間対応チャットまであり、真夜中に一人で描いてて悩んでもすぐ疑問を解消できます。
また豊富な教材は受講後も手元に残るので復習しやすく、苦手部分もきちんと克服していけるでしょう。
絵の基本からデジタル・キャラデザ…と絵を描いて楽しむ技術や知識をこれほど幅広く身につけられる講座は他にそうありません。ムダに遠回りせず、早く上手くなりたい人には特におすすめです。
デジ絵ワークショップ動画講座
公式サイト:https://cm.clipstudio/video-course
『デジ絵ワークショップ』はクリスタの操作とデジタル絵の基本「アニメ塗り」がわかる【デビュー編】、さらにクリスタの特殊機能が使える【レベルアップ編】で構成された動画講座です。
購入者だけ視聴できるYouTubeの限定公開というシステムにより、多くの人が普段から見慣れているYouTubeの画面でそのまま受講できます。
内容がわからないときは動画ごとのコメント欄に書き込めば直接回答が届くので悩んで手が止まることも少ないでしょう、受講者の年代が30~70歳以上と幅広いのも特徴的です。
支払いは初回購入時のみで視聴も無制限なので、受講期限にあせることなくあなたのペースでじっくり学んでいけます。
今すぐクリスタを覚えて「早くデジタルで自由に絵を描きたい」人にちょうどいい、使い勝手のいい講座です。
絵の上達に役立つ4つの考え方
ここでは、絵やイラストが上手くなるコツと代表的な手段をいくつか紹介します。
日々の練習習慣と目標設定
日常的に絵を描く習慣を持つことは上達に欠かせません。一定の時間を決めて練習することで、手の動きや感覚を養っていけます。
また目標を設定することで、モチベーションを保ちながら練習を続けていけます。ただし高い目標にしすぎると先が果てしなく挫折してしまうこともあるので、手頃な目標を階段的にかさねていくのがおすすめです。
困ったらネットの情報をうまく活用しよう
描いてて悩んだり、ソフトの使い方がわからないときでもネットで調べればすぐに回答が見つかる時代です。諦めず、すぐ調べて解決しちゃいましょう。
また最近はこのようなブログだけでなく、SNSやYouTubeでのイラスト関連の発信も盛んです。有名イラストレーターさんの投稿も多いので、いろいろ探してみてください。
YouTube【ハシケンちゃんねる】でも人気お絵かきソフト「クリスタ」の使い方を紹介しています!
プロや上手い人を参考に
上手な人の絵をよく見て自分に足りていない要素を吸収することは、上達への圧倒的な近道です。
またプロのイラストレーターや漫画家の作品をマネすることで、技術や表現方法を学ぶこともできるでしょう。
実は絵が早くうまくなるには、自分より絵が上手い人のアドバイスをもらって練習することこそ最善の手段なんです。
身近にそんな人がいたら一度サクッと相談しちゃいましょう!
とにかく楽しく描いていこう!
凄くシンプルな話ですが、絵というものは楽しみながら描くことがとにかく大事です。
いつも楽しんで描けば続けるモチベーションが持続でき上達も早まります。逆に楽しくないと続かず、続かないからうまくもなれない・・・そんな悪循環になりかねないのでムリせず練習も楽しんでください。
楽しんで描いた人の絵ってそれだけで実力より2割増しで魅力的に見えたりするんですよね♪
絵が上手くなりたいなら必ず意識したいこと
絵がうまくなっていくには、いくつかのコツもあります。
初心者を早く卒業したいなら「三位一体」の繰り返しを意識!
1、あなたオリジナルの絵を自由に描く
2、好きな絵柄の作家を模写/トレースする
3、さらに上達したいならデッサンも意識して
本気でうまくなりたいときは、この三点を同時に進めていくのがおすすめです。
このトライアングルのどこかの練習が不足してると感じたら、そこを積極的に補充していってください。
苦手と感じるところは何度でも反復し、集中して潰して克服していきましょう!
全体を大きくつかんでから細部を描き込むのが基本!
細いとこを描くことに集中しすぎると、目が紙やキャンバスに近くなって気づくと全体像がおかしくなるんだけど・・・
そんなときは描きながら適度に絵と距離を取れば、全体のバランスを確認して描いていけます。
まず全体的なおおまかな線で【あたり】を取った上で、顔の内部や服装など細かい部分を描き加えていきましょう。
細かいところからいきなり描きだすと完成形がイメージできないまま進むので最後に困っちゃうんですよね💦
最初は「デッサン」狂いとかそこまで気にしなくてもいい、かも?
絵やイラストのプロになるわけじゃないなら、「デッサン」とかはいったん忘れましょう!
最初のうちから細かいことばかり気にしすぎて楽しく絵が描けなくなってしまう方が、よほどよくありません。
でも将来的にデッサン力も伸ばしたいなら対象物をまず観察しましょう、やはりここでも『考えながら描く』姿勢が重要です。
…と厳密に考えすぎなくても描けるので、最初は楽しく描くことを優先してください♪
さらに絵が上達していく7つの秘訣
絵やイラストがうまくなっていくために必要なことは他にも数多くありますが、最後に特に初心者から成長した後まで意識し続けてほしいポイントをまとめておきます。
・ラフを描く前に仕上げまでイメージしよう!
・キャラの表情はなるべく豊かに表現しよう!
・ポーズや構図は躍動感と静寂の対比を意識しよう!
・線画はなるべく丁寧に描こう!
・配色は人マネから始めてみよう!
・描いた絵は必ず見返して改善を考えていこう!
・最後まで手を抜かず描ききろう!
「色々試して必ず描ききる、そして毎回反省材料を探して対策する!」
本気でうまくなりたいならそんなふうに考えましょう!
絵やイラストを描く道具・機材の選び方
絵やイラストを描く場合、アナログかデジタルかという違いがあります。
イラスト初心者がいきなりデジタルを始めていいの?なんて気にする人もいるかも知れませんが、デジタルの便利さは慣れてしまえばとてつもないものです。
今は別にムリしてアナログで頑張る必要はありません、あなたが興味のある環境でお絵かきを始めましょう!
アナログ道具:鉛筆、ペン、画材など
アナログでのイラスト制作には、道具として鉛筆やペンが必要です。
ペンには、ラインを引くためのマイクロペンや色を塗るためのマーカーなどが使われます。また色鉛筆や水彩絵の具などの画材を使用することで、色彩豊かなイラストを描くこともできるでしょう。
デジタルツール:ペンタブ、ソフト、PC、iPadなど
①PCやタブレット(iPad含む)などのメイン機種
②ペンタブレットや専用のペン
③お絵かきソフトかアプリ
・・・あたりが必要です、パソコンやタブレットの代わりにスマホに指で描く若い人も最近増えています。
ペンタブレットは直感的に描写できるため、アナログ感覚でデジタルイラストを描くことができます。またPCやiPadは高いスペックの機種を選んでおけば、快適にイラスト制作を行えるでしょう。
それぞれのポイントを見ていきましょう!
①パソコンとタブレット、選び方のコツ
パソコンやタブレットは、デジタルイラストやマンガ制作に欠かせないツールです。どちらを選ぶかは個人ごとの使用目的や好み、費用によって変わります。
パソコンはタブレットより画面を大きく確保できるので、精密なイラストや細かいマンガ原稿制作に向いています。より快適に描くため、モニタを二面・三面と増やす人も多いです。
家の決まった場所で使うならデスクトップPC、自由に持ち運びたいならノートPCという選択でいいでしょう。
★パソコンについてより詳しく知りたいときは、イラストや絵を描くパソコン&スペック徹底解説を参考にして下さい。
タブレットは手軽にデジタルで絵を描けて、スペースも取らないため最近は非常に人気となっています。特にiPadの人気は絶大です。
iPadであればパソコンと違って場所を選ばず好きな場所に持ち運べて、ペン型デバイスを使用して直接画面に描けます。
またiPadで絵を描く場合は、正規オプションのApple Pencilが人気です。
★タブレットについては、イラスト初心者がiPadで絵を描き始めるときのポイントも参考になります。
②ペンタブの選び方
デジタルで絵を描くなら、ペンタブレット(=ペンタブ)も絶対に欠かせないツールです。以下に、選び方のポイントをまとめました。
用途を明確に:イラスト、マンガ、アニメ、デザインなど使用目的に合わせて選びましょう
サイズを正しく:ペンタブレットのサイズ選びは重要です。作業スペースや持ち運びの頻度に応じて選びましょう
板タブと液タブの違いを理解する:板タブは画面がなく、PCの画面を見ながら描きます。液タブは画面がついており、直接描画できます。※ちなみに費用は板タブのほうが低く、慣れは液タブのほうが早いです
ブランドや価格も考慮:ペンタブの代表的なブランドとしてワコムが特に知られていますが、最近は海外のXP-Penなど多くのメーカーが存在しています
付属ソフトウェアの有無:一部のペンタブには、簡易的なペイントソフトが付属しているものもあるので購入前に調べておきましょう
ペンタブ選びは、あなたがこれから絵を描く時の姿勢や場所・予算に合わせて検討することが大切です!
★ペンタブについてもっと詳しく知りたいときは、イラスト初心者向けペンタブレット最新機種情報やペンタブ初心者がイラストを描く使い方と13のコツも役立ちます。
③ペイントソフト・アプリについて
デジタルで絵を描く際は、必ず何かのソフト・アプリを一つ選んで使うことになります。
最近は格安や無料アプリも多いですが、そのぶんデジタルならではの便利機能がカットされて逆にもったいないことも多いんです。
値段か、使いやすさか、デジタルならではの特殊機能か?
お絵描きで何を優先させたいかで考えましょう!
★ソフトで悩んだときは、イラストお絵描きペイントソフトおすすめ21選徹底比較を参照して下さい。
イラスト初心者向けFAQ
さいごに代表的な絵の悩みや心配事に関して一問一答形式でまとめておくので、今後描いてて詰まったときには参考にしてください。
Q.デジタルイラストを始める準備や最初の練習は?
まず機材から揃えましょう、予算や描く時の状況も考えて進めてください。
パソコンかタブレット(iPad等)
ペンタブ(板タブか液タブ)かスタイラスペン(Apple Pencil等)
ペイントソフト(クリスタ等)
またデジタルで絵を描く工程は、絵の上達とソフトの習得を分けて進めることが重要です。
最初はソフトを使ってペンタブで線を描くことに慣れることを重視し、次第にソフトの便利機能も少しずつ覚えていくといいでしょう。
★デジタルイラスト初心者は何から始めればいい?も参考になります。
Q.絵が上手くなるには何年かかる?
これはもう人それぞれです。早い人は一年で見違えるほど変わりますし、何年かかっても大して変化のない人もいるでしょう。
絵やイラストが上達したい時に危険なのは、思い込みだけで不必要な努力を重ねて結果徒労に終わってしまうことです。
そういう状況が不安なら上でも紹介したイラスト講座など『ちゃんと絵がわかる第三者目線であなたの絵をジャッジしてアドバイスをもらえる』環境を活用したほうが、心配することなく進められて安心です。
Q.イラストが上手い人の特徴って何?
観察力がある
成長に貪欲
他の人の絵に敬意を払う
描く前に資料で確認する
便利機能を駆使する・・・etc.
過去の仕事現場で出会った人たちをイメージしながら書き出してみましたが、重要なのは『今より上手くなってやろう!』という熱意と姿勢・努力が絵の上手い人のほうがそうでない人よりはるかに強いことです。
きちんとうまくなりたいときは、上手い人のやり方や考え方を参考にしていきましょう!
★もっと詳しく知りたいときは、プロをまねろ!絵やイラストが上達しない時の7つの解決方法も参考にしてください。
Q.絵師は一日何時間描いてるの?
イラストが本業か、副業か、趣味か?
立場や考え方でも大きく差の出る部分です
趣味や副業なら学校や仕事の空き時間にやる人がほとんどでしょうが、本業のイラストレーターだと一日ぶっ通しで作業してる人もいます。
絵で稼ぐということは技術だけでなく精神力や体力も必要なので、もし絵で将来何かしたいときには戦略的に進めていきましょう。
★いずれ絵で収益化を考えたいなら、【完全初心者対応】未経験からイラストで副業できる始め方・手順&コツが参考になります。
まとめ
とにかく楽しく絵を描いていくことこそ上達への第一歩です。
上手くなれず悩んだときには、途中で紹介したようなYouTubeやイラスト講座などの手段もうまく併用しながら描く環境をブラッシュアップしていきましょう。
好きな絵を描いて自由な表現ができるよう、楽しみながら頑張ってください!
今回の内容は動画でも確認できます!
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