どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
イラストの仕事で生きていくならまずそのための技術・知識を身につける必要があります!
学ぶべき範囲を提示してもらいカリキュラムにそって順序よく上達でき、就活まで支援してもらえるのが「専門学校」に通う最大の利点です。
ただ今は学校数が多いので、最適な場を選ぶには事前の情報収集が絶対に欠かせません。
どの学校も公式サイトから案内資料を無料でとりよせられるので、気になる学校があれば何校でも請求して比較検討していきましょう。
今回は10年以上プロとして絵の仕事をしてきた立場もふまえ、イラストの仕事につく近道「専門学校」のポイントや最新学校情報まで紹介します。
あなたの夢を実現する近道がここで見つかります!
はじめに、絵を仕事にするため専門学校に通うことはアリなのか?
絵の仕事に就きたいとき悩むのは『専門学校って選択肢として本当に正しいの?』ってことじゃないでしょうか?
実際に自分がいた職場を振り返ると、独学:専門&美大:大学その他の割合は3:4:3くらいだった印象です。
またMUGENUPの「イラストレーター白書」によると、イラストレーターの経歴は……
……となりおおむね職場の印象と近いです、それだけ専門経由で絵の仕事についている人が実際に多いのでしょう。
独学だけで絵の仕事につけるならそれでいいですが、業界について何も知らないうえ技術が未熟な状態でやみくもに頑張っても結局時間がかかって遠回りになる可能性が高いです。
わからないからこそ進むべきルートを示してもらい、2年という限定期間で知識と技術を身につけ就職活動まで応援してもらえるのは夢実現への最善の道だと感じませんか?
次章からは人気の学校を一挙紹介するので、気になるところを見つけてください!
2024年最新、就職実績が高くおすすめのイラスト専門学校ランキング15選
いよいよここからは、イラスト関連で優れた就職実績のある&個性的な特色をもった学校を比較して一挙紹介していきます。
ヒューマンアカデミー「イラストレーター専攻」
公式サイト:https://ha.athuman.com/
職場で役立つ実践的能力が身につく環境を重視している学校で、頑張り次第では在学デビューや早期内定も可能です。
実際にインターンシップ(在学中の職業体験)を経験した学生の7~8割がそのまま企業に就職・アルバイト採用されている実績もあり、就活の不安も少なく進められるでしょう。
全国に18校展開しているため地方在住でも通いやすく、都心のイラスト仕事情報も校内で共有できて不利に働きません。
イラストレーターや漫画家など80名以上ものプロの現役クリエイター講師による少人数制授業も評判で、苦手部分も一人ずつによりそった指導で克服へ導いてくれるでしょう。
昼間以外に夜間/週末講座があるだけでなく一般向けの『イラスト・マンガ総合講座』も運営されていて、学校より費用や時間をおさえたい多くの人に利用されています。
人気の『通信講座』も整っているので、あなたの希望や現状にあわせた利用も他校より検討しやすいでしょう。
補足:「イラスト・マンガ総合講座」 ※専門学校より費用と時間をおさえたい人向け
公式サイト:https://human-yakan.com/
「ヒューマンアカデミー」が一般向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』では、絵の基礎からクリスタの操作・キャラクターデザイン・背景パース…などイラストやマンガの多彩なスキルを選んで学べます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が多く利用されています。
好きなタイミングで学べるため、仕事で忙しい大人でもスキマ時間に自由なペースでイラストや漫画の技術を伸ばしていけるでしょう。
質問は講師に直接聞く以外に24時間対応のチャットもあるので、一人で絵を描いてて悩んでもすぐ疑問を解消して進められます。
受講終了後も教材が手元に残り確認できるので苦手部分も克服していきやすいでしょう、専門ほどとはいかないまでも絵のキャリア相談も可能です。
2年通う専門学校より短い期間で学べ費用も学校の2割程度ですむので、なるべく時間や予算をおさえて上達したい人やすでに働いている社会人には最適な代替手段でしょう。
📕特典あり
今なら案内資料をとりよせるだけで「キャラクターの描き方ガイドブック」が必ず全員にプレゼントされています
日本アニメ・マンガ専門学校
公式サイト:http://www.web-jam.jp/
NSGカレッジリーグのマンガ・イラスト・アニメの専門学校です。初心者にも安心な基礎からプロを育てる授業と、最新設備をそなえたプロ同様の作業環境が特長の学校です。
プロになるために必要なプロモーション力や人間力の育成にも力をそそぎ、持続力のあるクリエイター育成に取り組んでいます。
文科省「職業実践専門課程」認定校で、「高等教育の修学支援新制度」の対象校にもなっています。
大阪総合デザイン専門学校
公式サイト:https://www.oscd.jp/
本気でイラストレーションを学びたいと思うなら、ビジュアルクリエーター学科のなかのイラストレーション専攻を選ぶといいでしょう。
実践に即した知識や技術が学べるので、関西圏での就職では非常に強いと評判です。
またイラストの仕事へとつながる表現方法を大事にしていて、書籍雑誌や広告イラスト・キャラクターイラストに絵本作家などイラストの分野で幅広く働ける教育が特色となっています。
東放学園映画専門学校
公式サイト:https://www.tohogakuen.ac.jp/movie/
どちらかというと、映画・映像あたりがメインとなる学校です。
直接的にイラストレーターとしての技術を学ぶことができるのは、2年制における専門課程の「アニメーション映像科」となります。
アニメ制作の全工程を学ぶことにより、イラスト技術の向上を目指していく点が他校とは一線を画した方向性となっています。
日本工学院
公式サイト:https://www.neec.ac.jp/department/creators/manga_anime/
放送・芸能・アート・医療・科学・スポーツといった幅広い学科をそろえている、学校法人片柳学園の専門学校です。最先端クリエイターをめざし必要なスキルを学ぶ2年制と、プラス2年で基礎からクリエイティビティを高める4年制とがあります。
デジタル化が進む業界の制作環境をふまえた施設・設備を導入し、基本となる作画スキルに加えデジタルスキルの向上も進めています。
各種コンテストへの参加やイベント出展・「出張編集部」の実施など業界と連携した就職・デビューのチャンスが多数用意されています。
東京デザイナー学院
公式サイト:http://www.tdg.ac.jp/
全国に多数の姉妹校をもつ、創立50年を超える学校法人の専門学校です。学科・専攻が細かくわけられていて、個々のスキルにあわせたきめ細かい指導によりそれぞれの専門分野でプロデビューを目指すシステムです。
キャリアセンターも完備され、業界に多くの人材を送り出すサポート体制も充実しています。
出版社がひしめきあう好立地にあり、コミックイラスト・マンガ分野に集中して学べる設備・環境が整っています。
日本デザイナー学院
公式サイト:https://ndg.ac.jp/
「学校法人呉学園」の、東京でデザインを学べる専門学校です。イラストだけでなくデザイナーとしての技術・知識も身につけられ、幅広い業界で活躍できる技術と心がまえを学べるのが特徴です。
描写に必要な表現方法・技法を基礎からすべて学べる、総合的なカリキュラムが組まれています。
出版社やゲームアプリ制作会社との産学協同にも積極的で、プロの現場に近い場でより実践的なスキルを身につけられます。
東京デザイン専門学校
公式サイト:https://www.dat.ac.jp/
キャラクターデザイン専攻では、商品化を前提としたデザイン課題への取り組みや各種コンペティションへの出品をとおして実務能力を高めます。
最大限現代に合わせる形で、スマホ・タブレットに対応した制作を重視しておりさらに作家性と職能を育成することにも力を入れています。
課題を通してイラストレーターやデザイナーの仕事を体験し、雑貨からゲーム・イラストまで幅のある分野へ対応しています。
バンタンゲームアカデミー
公式サイト:https://www.vantan-game.com/index.php
生徒に教えてくれる講師陣が、100%現役のプロである点が大きな特徴となっています。
特別な授業として現役のクリエイターを招くわけではなく、通常授業の講師すべてがプロなので
現場に即した技術・知識・考え方などを直接学ぶことができるでしょう。
ビジネスとしてのデザイン力を習得する「商業キャラクターゼミ」や、業界トップの企業と手を組んで行われる「企業連携カリキュラム」など、ほとんどプロのような感覚で学んでいけるのも大きな魅力です。
デジタルアーツ東京
公式サイト:https://www.dat.ac.jp/
池袋駅から徒歩3分という立地がウリの、「学校法人菅原学園」の都認可専修学校です。1クラス15~25名の少人数制で、個性にあわせたきめこまかな指導と即戦力を育成する実践的なカリキュラムが特長です。
企業との連携やインターンシップも豊富で、実践的なカリキュラムによりプロになる力を身につけられます。
「高等教育の修学支援新制度」の対象校になっていて、国による給付型支援を受けられます。
HAL
公式サイト:https://www.hal.ac.jp/
IT・デジタルコンテンツの専門学校で、文科省認定の「職業実践専門課程」を設置しています。
絵を描く基礎画力はもちろん、絵を動かすスキルや3DCG技術などの最先端のデジタル技術を学ぶことができ広告・雑誌等幅広いジャンルで活躍したい人におすすめのイラスト学校です。
就職保証制度があり、就職できない場合には就職が決定するまで学費免除で授業を受けられます。
東京工学院専門学校
公式サイト:https://www.technosac.jp/eng/creator/cartoon/
学校法人田中育英会の、25学科60コースある総合学院テクノスカレッジです。基礎からアナログ・デジタルを学べる少人数制授業で、業界の即戦力を目指すカリキュラムと万全の設備サポートが特長です。
インターンシップ制度によりプロの元で経験を積むことも可能で、編集者講評会・展示会等のアピール・アドバイスの機会も充実しています。
「大学コース」では、大学併修学科や教育専攻科に3年次編入し提携大学の各通信教育課程との併修ができます。
東京コミュニケーションアート専門学校
公式サイト:https://www.tca.ac.jp/
いわゆる商業デザインという方向性に強く、それぞれのクリエイティブ業界との関係が深い事を活用して企業とコラボした企画も頻繁に開催されています。
そのため就職に強いということに自然とつながるのが、やはり大きな売りとなるでしょう。
時間をかけて基礎的要素を学ぶのはもちろん大切ですが、さらに「業界が求めるイラスト」を描くためのスキルも学んでいくことが可能です。
代々木アニメーション学院
公式サイト:https://www.yoani.co.jp/
42年の長い歴史と高い知名度をもつ、エンターテイメントに特化した有名校です。アニメ・ゲーム・イラストなどエンタメ関係者と密接につながっている状況を活かし、各業界でいま求められている最新技術や設備をすぐ学び吸収できる環境が用意されています。
単なるイラストスキルにとどまらず関連ノウハウ・デジタル技術など実践的な能力を身につけられるので、即戦力のプロとして成長していけるはずです。
環境や学べる内容が充実しているため絵の仕事に転職したい社会人も多く利用していて、特に最近では働きながら学びやすい夜間・土日や週一のコースなども人気を集めています。
アミューズメントメディア総合学院
公式サイト:https://www.amgakuin.co.jp/
校舎こそ東京・大阪の2箇所ですが、クリエイター志望の人にとって大きな魅力に映るんじゃないでしょうか。
卒業後の進路・職種にも幅広く対応していて、生徒一人ひとりの適正を見きわめた徹底した個別指導でデビュー&就職のサポートをしてくれています。将来の悩みや不安も、丁寧に相談に乗ってくれるので不安が少なく進んでいけます。
悩んだら基本に立ち戻ろう、イラスト専門学校に通う意味とは?
専門的な技術を学べる学校に通う理由は、
- スキルを身につける
- その後の進路につなげていく
- モチベーションを高める
という3つの目的が主になります。「専門」である特性をいかし、学校ごとに独自カリキュラムを組んでいる点が専門の学校の強みです。
基礎知識から応用・アナログ/デジタル・最新設備や技術・プロのノウハウと、多くの分野からあなたの学びたいものを選び学校を決めていくことになります。
基礎から専門技術を学びい、最新スキルを知りたい、現場に近い環境で学びたい…
そんな人なら、やみくもに独学でやるより素直に学校に入ってしまったほうがラクなことも多いですね
専門学校に通うメリット・デメリット
イラストの専門学校はやめとけ、やばい、行く意味ない・・・なんてネット上で見たこともあるかもしれませんが学校を生かすも殺すも結局は本人次第です。
大切なのは学校通いをあくまでもあなたがこれからプロになるための「手段」として考え、利用しつくすことでしょう。
デメリット
- 一定の学費・諸費用はどこでもかかる
- デビュー・プロになれる保証があるわけではない
- 講義のレベル・内容があってない場合がある
- 認可校でない場合、正式な学歴として認められないことも
実際に長年絵の関連の仕事現場で働いた目線としては、専門卒で働いている人たちは広く浅く必要な技術・知識を身につけているので仕事もスムーズに取り組める印象が強かったです。
そもそも学校に入って学んで得るものがあるなら、そのために必要なお金や時間の消費はデメリットとはまったくいえないでしょう。
むしろ「学校選び」のむずかしさこそ重要かもしれません。将来の進路のための学校を探すときには、興味のある学校の公式サイトから数校分の案内資料を無料で取り寄せて内容を比較検討すると安全です。
卒業後に進みたい進路をしっかりイメージしながら、あなたにとって一番リスクが少なくメリットの大きい学校選びをしていきましょう!
メリット
- 好きな専門・ジャンルを選んで集中的に学べる
- プロの指導で、基礎からしっかり学べる
- 学校の施設・設備を利用でき、最新のスキル・ノウハウ・流行を習得できる
- 業界とのつながり、プロの現場との接点が作れる
- インターンシップ制度や企業タイアップにより在学中から業界での仕事にふれられる
- 卒業後のアフターケア・進路サポートがある
- 同じ目標を持つ仲間をつくり、たがいに切磋琢磨できる。
学校に通えば、あなたがこれから仕事としたいジャンルのスキル・テクニックを集中的・実践的に学うことができます。
プロの講師の指導をうけることで、基礎の習得はもちろん今の流行やニーズを業界に近い環境で体感できるのは大きな利点でしょう。
また学校によってはインターンシップ制度で、就職前から業界との接点を作れることも多いです。
同じ夢をもつ仲間とのつながりを自然につくれる、将来の人脈づくりとしての効果も非常に大きいです!
★イラスト専門学校に行ってよかった10の理由も、必要なときは参考にしてください。
学校選びの補足
学校に入って身につけたいスキルがちゃんと得られるか、就きたい職業への近道になるか・・・は入学後のあなたの「やる気」と「努力」次第です。
イラストにかぎらず技術を学ぶ学校は、専門性があるために学校ごとの特性や形態にかなり差があります。だからこそ学校選びを間違えると、やる気そのものも落ちてしまいかねません。
ポイント!無料の資料請求を積極的に活用して事前の情報収集をしっかりおこない、入学してよかったと思える学校選びにつなげていきましょう
学習内容・学習環境
あらかじめカリキュラムや講義内容をしらべて、学習レベルがあなた自身にあっているか事前確認しておくことが重要です。
完全な基礎から学びたいのか、特定のスキルだけに集中して身につけたいのか・・・によっても選ぶ学校は変わってきます。
また講師陣の顔ぶれや設備によっても、のぞむスキルの習得効率・モチベーション維持に違いがでてくるでしょう。
就職サポート
その道のプロを目指すひとにとっては、卒業生の就職状況・就活サポート体制は重要なポイントです。
就職率の高さも大切ですが、サイトや資料などで卒業生の就職実績のチェックもしておきましょう。
結局イラストレーターにはどうやったらなれるのか?
実際、イラストレーターになった経路というのは人によってさまざまです。趣味の延長でなった人もいれば、ストイックに絵を描き続けてプロになる人も当然います。
専門学校というのは絵を仕事にする近道の一つですが、独学で不可能というわけでもありません。(※全体の40%程度が独学だけでイラストレーターになった、というデータもあるようです)
ただ会社勤めのイラストレーターになりたい場合は、上の画像のようなルートで進んでいくのが結局は一番スムーズでしょう。
あえて独学で頑張るメリットよりも、必要な知識/技術が身について就職活動まで支えてくれる利点はやはり大きいはずです。
🔻参考記事
イラストレーターになるには?スキル・収入・近道まで絵のプロ目線で紹介!
どんな資格が必要?
イラストレーターになるために必要な資格というのは、一切ありません。
むしろ魅力ある絵が描けるのであれば、誰だってかまわないというのが仕事を依頼する側の本音でしょう。
そのぶん、しっかりしたものを描いてあなた自身の価値を届けていく必要もあります。
何歳までなれる?
必ず必要な資格があるわけでもないので、何歳からでもなろうと思えばなれなくはありません。むしろ最近は社会人や大人になってから絵の道を目指して、本業以外に副業として絵で稼ぐ人も多くいます。
イラストレーター、とひとくくりにしてしまうとわかりにくい部分がありますが要するに『絵を描いて収入を得る』のであればやり方はさまざまあるので年齢は必ずしも問題になりません。
ただ年齢が上がると自然とセンスや絵柄は古臭くなるので、何かしらの戦略は必要になります💦
美大と専門学校どちらがいい?
どちらでも構いません、どちらでないとダメということは基本ありません。
なので専門ではなく美大に行った上でイラストレーターになりたいなら、それも全然ありです。安心して、好きな進路を探してみてください。
おすすめの学校は結局どこ?
働きたい職種、通いたい場所でもおすすめできるところは全く変わってくるので万人に一つの学校だけをおすすめするのは難しいのが正直なところです。
そんななかでもこの記事では就職実績が高い、全国に校舎がある、サポート体制が充実している・・・などさまざまな側面で比較した学校を紹介しています。
学校ごとに魅力が違うので、あせらずじっくり探してくださいね♪
まとめ
絵の仕事について安定して進めていきたい、息長く頑張っていきたいならあらかじめ専門学校のような環境で広く浅く学んでおくのは就職後のリスクを下げる安全度の高い道です。
興味ある学校の案内資料を吟味してしっかり検討していきましょう!
🔻次はこちら!