どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
社会人として働いているけど、絵やイラストを描いて生きていく夢が捨てきれない!
・・・なんて人もいるんじゃないでしょうか?
そんなときの手段として有名なのが【イラスト関連の専門学校】ですが、今仕事をしていたら学校を利用することが可能か現実的なのか・・・そもそも役に立つのかなど悩みますよね。
そこで今回は長年絵の仕事の社員として働いてきた目線もふまえ、いま絵と別の仕事をしている人がイラストの仕事に進むために専門学校を利用すべきかどうか?さらに就職しやすい学校情報までくわしく紹介します。
しっかり戦略を立てながら進めましょう!
社会人が働きながらイラストレーターを仕事にする3つの道
まずは、社会人が仕事をしながらイラストの仕事をするための3つの手順を見ておきましょう。
①ひたすら独学で進める
本業の仕事を続けたまま、絵の技術を伸ばして自力で就職・転職活動する人も少なくありません。
ただこの場合は自分のやっていることが正しいのか、効果があるのかなど一人きりで漠然とした不安を抱えながら進めていく状況も多いでしょう。
②副業イラストレーターをめざす
今の仕事は確保しつつ、趣味と実益を兼ね備えた副業としてイラストの仕事をする人も最近は増えています。
テレワークや働き方改革を経て、将来の不安を払拭するためにも副業の態勢を整える人は今後ますます増えていくでしょう。
③絵の仕事に就きやすい環境を使う
未経験の業界に挑もうとするとき、一人きりだとうまくいかないことは多いものです。
だからこそ専門的な学校などを使い、就職・転職までの道筋を正しくつけるのは未経験の人ほど役立つでしょう。
あなたの性格や働き方、予算などさまざまな条件と照らし合わせながらどう進めていくか絞っていきましょう!
イラストを仕事にするために専門学校を使う3つの利点と注意点
ここでは、イラストの仕事につくために専門学校を使う利点と注意点を確認しておきましょう。
専門学校は就職するための場ですが、既に社会人として働いているなら当然メリットやデメリットまで考えて検討する必要があります。
利点①イラストで働くための必要なスキル・知識がわかって身につく
専門の学校なので、絵の仕事につくために必要な知識・技術がわかってムダのない学習を一歩ずつ進めていけます。
今の技術にあまり自信がない、知識もあまりなくて独学では不安……という人には助かる場面が多くなるでしょう。
利点②就職活動の情報が多く、応援してもらえる
専門学校は就職するための場なので、当然必要な情報も多くそろっています。
転職エージェントなどでもそれなりにありますが、学校は卒業生とのつながりがあってナマの情報が得られるので無料サービスとは比較になりません。
有名じゃないけど入ってみたらすごくいい会社だった!
……なんて表に出にくい話も直接聞けますよ♫
そして専門学校は、基本的に利益を追求する営利企業です。
就職実績が翌年以降の新入生の増減にダイレクトに響くので、学校側も気合を入れてあなたの就職・転職をバックアップしてくれるでしょう。
利点③現役プロクリエイターの講師や、同じ目標をもった仲間と出会える
専門学校は卒業生のクリエイターが講師をしているところも多いので、最新の業界情報も直接教えてもらえます。講師がかつて苦労したことや、やっといた方がいい話も聞きやすいでしょう。
また、同じイラストの目標を持った仲間と普通に知り合えることも大きなメリットです。
単純に友達が増えるだけでなく、切磋琢磨しあって日々の成長にも勢いがつくでしょう。さらに学校の友人・知人は将来の大切な人脈にもなるので、就職した後に誰かがリストラなどあったとしてもお互いに助け合えます。
自分も昔の会社で一斉リストラをくらったとき、元同僚に助けてもらったもんでしたw
注意点①一定の学費と時間が必要
学校を利用するので、学費と学ぶ時間は当然必要です。また多くの場合、イラスト関連の学校は二年という期間になっています。
独学のほうがお金はかからないでしょうが、その分すべて自分で調べて技術も身につけ就職・転職活動を誰の支えもなく進めていかないといけません。
コスパ的にどっちがいいか、イラストを仕事にできる確率はどちらが高いか? あなたの目標・夢をかなえるために最適な手段を検討しましょう。
注意点②就職実績が高いか?
学校を利用する以上、就職実績が高いかどうかは重要です。やはり全国展開している学校の方が地方在住でも学びやすく、多くの情報も得られます。
学校の詳細情報は公式サイトや無料でもらえる案内資料で確認できるので、願書を出す前にまずは事前の下調べを進めてみましょう。
あなたにとってどこを選べば最適なのか?
まずは幅広く情報収集して比較検討を進めていきましょう!
大人の社会人でも利用しやすいイラスト関連専門学校
専門学校というと平日朝から晩まで勉強しないといけないから仕事をしてたら無理だよね・・・と思われがちですが、最近は社会人が通いやすい教室もかなり増えているんです。
土日や夜間に学べるものだけでなくオンラインで学べる通信型講座も多くあるので、自宅で休みやスキマ時間など好きなタイミングで学習できるようになってきました。
以下では、実際に社会人が多く利用している学校をいくつか紹介しておきます。
どこも公式サイトから案内資料の請求が無料で頼めるので、気になる学校があれば案内資料を取りよせて比較検討してみてください。
ヒューマンアカデミー「イラストレーター専攻」
公式サイト:https://ha.athuman.com/
全国18校展開している大手専門校でどなたでも通いやすく、都心部のイラスト仕事情報も校内で共有できるため地方在住でも不利に働きません。
仕事の職場で役立つ実践的能力が身につけられる環境を重視していて、在学中の頑張り次第では在学デビューや早期内定も可能です。
イラストレーターや漫画家など80名以上ものプロの現役クリエイター講師による少人数制授業も評判で、苦手な部分も一人ひとりによりそった指導で克服へと導いてくれます。
実際にインターンシップ(在学中の職業体験)を経験した学生の7~8割がそのまま企業に就職・アルバイト採用されている実績もあるので、就活時の不安も少なく進めていけるでしょう。
昼間の授業以外に夜間/週末講座があるだけでなく自宅で学べる『通信講座』も整っているので、希望にあわせた利用も検討しやすいはずです。
また一般向けの『イラスト・マンガ総合講座』も運営されており、学校より費用や時間をおさえて絵が上達したい多くの人に利用されています。
代々木アニメーション学院
公式サイト:https://www.yoani.co.jp/
42年の長い歴史と高い知名度をもつ、エンターテイメントに特化した有名校です。
12万人以上もの卒業生がいて業界に無数のパイプがあるので、就職活動時だけでなく働きだしたあとも人脈に助けられたり心強く感じる機会が増えるでしょう。
アニメ・ゲーム・イラストなどエンタメ関係者と密接につながっている状況を活かし、各業界でいま求められている最新技術や設備をすぐ学び吸収できる環境が整っています。
単なる絵を描くスキルにとどまらず関連ノウハウ・デジタル技術など実践的な能力を身につけられるので、卒業後は即戦力のプロ一年生として活躍していけるでしょう。
環境やカリキュラムが充実していることから絵の仕事に転職したい社会人も最近は多く利用しており、働きながら学びやすい夜間・土日や週1コースなども人気を集めています。
アミューズメントメディア総合学院
公式サイト:https://www.amgakuin.co.jp/
学習過程で実際の商品をつくって市場に送りだせる実践型スクールで、校舎こそ東京・大阪の2箇所ですが業界就職率94%と高い実績を誇っているのはクリエイター志望にとって大きな魅力と映るでしょう。
他の学校にない大きな特徴が学内に「出版事業部」をもち外部企業とマンガ・イラスト本などを企画・商品開発を行っており、学生にとっての貴重なデビューチャンスにもなっています。
卒業後の進路・職種にも幅広く対応しており、生徒一人ひとりの適正を見きわめた徹底した個別指導でデビュー&就職のサポートを細かく実施しているのがポイントです。
絵以外の様々な将来の悩みや不安も丁寧に相談に乗ってくれる環境で、不安なく夢に向かって進んでいけるでしょう。
代替案、学校通いが難しい時は【イラスト講座】という手も!
学校の費用が確保できなかったり働いていて通う時間が取れないなら、より安価に短時間で学べる『イラスト講座』を代替手段として使う方法もあります。
特にコロナ禍以降は便利なオンラインや通信講座がすごく増えているので、休みの日や暇な時に自宅で学びたい人にもおすすめです。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
専門でも紹介したヒューマンアカデミーが一般向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』では、絵の基礎からクリスタ操作・キャラデザ・背景…など多彩なスキルをコースで選んで学べます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が人気です。
受講形式を選べるので、仕事や家事・育児で忙しい人でもスキマ時間に自分のペースでイラストや漫画の技術を伸ばしていけます。
豊富な教材は受講終了後も手元に残って何度も復習できるので、苦手部分も克服しやすいでしょう。
さらに質問は講師に直接聞ける以外に24時間対応チャットまで整っているので、夜中に一人で描いてて悩んでもすぐ疑問を解消して進められます。
2年通う専門より短期間で費用も学校の2割程度ですむので、時間やお金をおさえコスパよく上達したい人にとって最適な代替手段となるはずです。
独学にこだわらず、イラストレーターの専門学校を積極的に利用すべき人の特徴とは?
イラストを仕事にするために、専門学校などを利用した方がいいのはどんな人でしょう?
そもそも独学でなんとかなるなら、専門に行く必要はありません。仕事をしながら暇を見つけてイラストをどんどん描き、SNSや投稿サイトで発信していけばきっかけをつかむこともできるでしょう。
でも普段の仕事もあるなか一人でそこまでやりきる自信がない人は、専門学校といった環境に属して必要な技術や知識を身につけて背中を押してもらうことは非常に有効です。
学ぶための環境は技術の世界で成長する上で重要な要素です、独学だけで自信がないときは一度検討してみてください。
まとめ
働きながら絵の仕事への情熱もあきらめたくないなら、今の仕事と以下に両立して進めるかというポジティブな姿勢がカギになります。
状況に合わせた最適な手段を見つけて、夢を現実にしましょう!
★もっと専門学校のくわしい情報が知りたいときは、イラストレーター専門学校おすすめ15選!絵を仕事にする近道はどこだ?が参考になります。