どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
絵やイラストを仕事にしたい人が通う専門学校ですが通っててつらい、しんどい…なんて意見を目にして怖くなることないですか?
絵やイラストの世界で生きていくための技術や知識を身につけるのは簡単ではないので、乗り越えるべき壁も多いです。
でも将来への道筋が明確でサポートも充実している環境は、独学では決して得られない大きなメリットでしょう。
そこで今回は長年絵の仕事で勤めた立場もふまえて、イラストの専門学校に通ってつらいと感じる状況の対処法や考え方のコツを紹介するので参考にしてください。
イラスト専門学校は『課題』が多くてつらい!
専門学校は基本的に2年という時間でその道のプロとして働ける人材になって就職してもらう場なので、どうしても短期間で詰め込む量が多くなりがちです。
でもそれは絵を仕事にするには皆乗り越えるべき壁ですし、未熟な状態のまま運よく仕事につけたところで結局実力不足で長続きしません。
またイラストは、仕事についたあとも業務内でしっかり成長していけないとやがて作業がふられなくなってしまう厳しい世界です。
特に最近はデジタルの機能向上もあって、生半可なレベルじゃ生き残りも難しいのが実態です💦
その観点からも、プロになって過ごすための2年という修行期間を乗り越えられないなら先に進むことなんてできるわけないんです。
さらにイラストの専門学校は、入学するためのハードルが低いため割と誰でも入れてしまいます。
でも中途半端な気持ちで入っても続かないですし、卒業後そのままフリーター・・・なんて人もいたりいなかったり
そうならないためには、在学中の忙しさや課題は将来へのチケット代わりと思って前向きに取りくめばいいんじゃないでしょうか?
課題を地道にクリアすれば一歩ずつ夢に近づいていけるわけですから、学校を使わず独学でやみくもに頑張るよりやるべきことも明確でやりやすいはずです。
自分の絵の『技術/知識不足』がわかってつらい!
絵を描くにはデッサン力や技術、デジタルスキルや色の知識など幅広い要素が必要になるので苦手なものに挑戦するときは未熟さを感じてつらくなることも多いものです。
でも見方を変えると、学校だからこそ明確な解決策が提示されているんだと前向きにとらえてみるのはどうでしょう?
もしあなたがひとりきりで絵の仕事に進もうとしていたら、働くためにどんなスキルやセンスが必要なのかよくわからないまま先の見えない戦いをしているはずです。
それだと夢の実現が遠回りになるだけですし、専門に通うよりよほどムダな時間とお金がかかってしまうかもしれません。
専門学校に進むのは回り道などせず、一直線にあなたが就きたい絵やイラスト関連の仕事をめざせる環境に飛び込むということです。
わからずつらいことはわかってさえしまえばつらくなくなります、学校での学習なら答えもはっきり存在するものばかりです。
一人でやるよりよほど楽な道と信じて、自信を持って学んでいきましょう!
イラストの上手い人や周りと『比べて』つらい!
これまではあなた自身のことを絵がうまいと感じていたかもしれません、でも専門学校に入ると周りにはあなたより絵の上手い人がそれなりにいるでしょう。
そういった人と比べて落ち込むこともよくある話で…
でもそれは、早いうちに現実を知れて今のあなたに足りない部分を気づかせてもらえたと考えてみるのはどうでしょう?
もしあなたがずーっと家で1人で絵を描いているだけだったら、その間にムダな自信ばかりふくらんで現実との差にいつまでも気づけなかったかもしれません。
そんな状態でばくぜんと就職活動してたら、それこそ企業からお祈りばかりくらい続けてたかも!?
自分より絵の上手い人から適切なアドバイスをもらえることは、絵の成長にダイレクトにつながる非常に大切な要素です。そんな環境(専門学校)に入れたことを幸せなことと前向きにとらえて、積極的に活用していきましょう。
頑張っても頑張っても絵が『上達できず』つらい!
毎日学校に通って、帰ってからも眠い目をこすって課題に取り組んでも絵自体がなかなか上手くなれない・・・そんな時期もあるでしょう。
ただ絵の力は一朝一夕でレベルアップするものじゃなく、階段的にじっくり上がっていくものです。だからあせる必要なんてありません、毎日の授業や練習は必ずあなたの中に蓄積されていきます。
そして絵がうまくなりたい時に重要なのは、『考えながら描く』ことです。
- 上手い人はどうやって描いているのか?
- なんで自分の絵はおかしく見えるのか?
- その差はどこにあるのか?
- ・・・・・・etc.
絵を描いててつまずいたら何が原因がまずじっくり考えてください。原因がわかれば対策も考えられるので、あとはそれに従い一つずつ順番につぶしていきましょう。
わからないことがあれば一人で考え込まず、せっかくの環境を利用して学校の先生やあなたより絵の上手い相手にさっさとアドバイスをもらってしまえばいいんです。
そうやって悩みや疑問がすぐ解決できる環境こそ、専門学校でイラストを学ぶ最大の利点かも!
絵やイラストの仕事につくために専門学校を選ぶメリット/デメリット
前章までの内容も踏まえながら、専門学校を使うメリット/デメリットも軽く確認しておきましょう。
専門のメリット
- 絵の仕事につくために必要な技術を学べる
- 同じ目標を持った仲間と多く出会える
- 就職活動を学校がしっかり支えてくれる
あなたのしたい絵やイラストの仕事をするために必要な技術がなにでどう学んでいけばいいか、具体的に教えてもらえます。
ルートが明確なので、それに従って課題を進めていけばスキルや知識が自然と身につくのが学校利用最大の利点です。
また将来の人脈につながる友人・仲間も学校生活のなかでできるので、卒業後に友人同士散らばっておくと万が一リストラにあった時にも助けあえるでしょう。
さらに専門学校はあくまでも進みたい分野の仕事につくことを目的とした場です、就職率が学校運営にダイレクトに影響しているので先生たちも必死であなたを絵の仕事に就職させようとしてくれます。
専門の注意点
- 一定の学費がかかる
- あるていどの時間も必要
学校なので学費は当然いりますし学ぶための時間(2年間が平均です)も必要です、一般的に独学より出費自体は増えると考えておけばいいでしょう。
ただお金や時間という先行投資をするぶん、仕事で必要なノウハウを入社前に一通り学んでおけることにつながるわけです。独学だけじゃ得られない要素もたくさんあるでしょう。
実際に絵の仕事の職場で専門から入ってきた人たちは、広くスキルを身につけているため最初から萎縮せず業務にあたれている印象でした!
さいごにイラスト関連で就職実績が高い学校を例として紹介しておくので、学校選びで悩んだら参考にしてみてください。
ヒューマンアカデミー「イラストレーター専攻」
公式サイト:https://ha.athuman.com/
職場で役立つ実践的能力が身につけられる環境を特に重視している学校で、頑張り次第では在学デビューや早期内定も可能です。
実際にインターンシップ(在学中の職業体験)を経験した学生の7~8割がそのまま企業に就職・アルバイト採用されているほどの実績もあるので、就活時の不安も少なく進められるでしょう。
全国に18校展開していて地方在住でも通いやすく、都心部のイラスト仕事情報も校内で共有できて不利に働きません。
イラストレーターや漫画家など80名以上ものプロの現役クリエイター講師による少人数制授業も評判で、苦手と感じる部分も一人ずつによりそった指導で克服に導いてくれます。
昼間の授業以外に夜間/週末講座があるだけでなく一般向けの『イラスト・マンガ総合講座』も運営されていて、学校より費用や時間をおさえて絵が上達したい多くの人に利用されています。
人気の『通信講座』も整っているので、あなたの希望や現状にあわせた利用も他校より検討しやすいでしょう。
イラストレーターの夢をあきらめたくない、そんな大人でも利用しやすい「イラスト講座」とは?
学校の費用がカンタンに確保できなかったりすでに社会人やアルバイトで昼間忙しく働いていて通う時間が取れないなら、より安価に短時間で学べる『イラスト講座』という手段もあるんです。
特に最近は感染対策のためオンライン通信講座がすごく増えてきたので、仕事が休みの日や時間のある時に自宅で学びたい人には特におすすめです。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
専門学校でも取り上げた「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』は講義や添削を通じアドバイスをもらいながら学んでいけるので、独学のような不安や心細さも少なく実践的な実力アップをめざせます。
通いの教室もありますが、最近は便利なオンラインや動画講座も多く利用されています。
個人の好きなタイミングで学べるため、仕事や家事・育児で忙しい人でもスキマ時間に自由なペースでイラストや漫画の技術を伸ばしていけるでしょう。
質問は講師に直接聞く以外に24時間対応のチャットもあるので、一人で絵を描いていて悩んでもすぐ疑問を解消して進められます。
受講終了後も教材が手元に残り確認できるので苦手な部分もしっかり克服していきやすいでしょう、さらに専門学校ほどとはいかないまでも絵のキャリア相談もできます。
基本的に2年通う専門学校より短い期間で学べて費用も学校の2割程度ですむので、なるべく時間や費用を短縮しながら上達したい人には特におすすめです。
まとめ
絵の仕事という技術やセンスが問われる仕事に進むなら、そのために通う学校でつらくしんどい思いをするのはある意味当たり前かもしれません。
それくらいするからこそ得られる価値が絵の仕事にはありますし、苦労を乗り越えた先には大きな自信を持って職務につける新しい姿のあなたになれているでしょう。
就職後の即戦力になるための修行期間と思って、貪欲に情報や知識を吸収しまくって前向きに頑張ってください!
▼次はこちら!