どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
イラストを将来の仕事にしたくて、専門学校に行くかどうするか悩んでいる人も多いんじゃないでしょうか?
10年以上絵の仕事の職場で働いていた目線でいうと、専門や美大卒で絵やイラストの仕事に就く人の割合は5割近くいたという肌感覚だったのでそもそも手段としてはまったく問題ありません。
ただ実際に行ってどうなるのか、得られるメリットや注意点なども知っておかないと不安に思うこともありますよね。
ということでこの記事では長年絵を描く仕事で社員とした勤めた経験も踏まえ、イラスト専門学校に通ってよかったと卒業生たちが語る理由10個と人気の専門学校情報までくわしく紹介していきます。
大切な夢の実現のためにどう進めばいいか、そのヒントを見つけて下さい!
イラスト専門学校に行ってよかった!と思える10の理由
①将来のための専門スキルを身につけられる環境だ
イラスト関連の専門学校では絵の基本的なデッサンから色彩や構図、デジタルツールの使い方など絵を仕事にするために必要なスキルを幅広く学んでいけます。
実習を通じて仕事の現場で求められるスキルも身につき、働いてから必ず必要となるコミュニケーションや時間管理能力も養われるので将来のキャリアにも役立つでしょう。
専門や美大の新卒者は基本的な知識や技術が最初から身についているので、絵の仕事現場でも即戦力として働ける人が多かったのが印象に残ってます
②現役のプロイラストレーターの講師から直接学べる
イラスト専門学校では、プロのイラストレーターでもある講師から直接学べるチャンスも多くあります。
彼らは実際の仕事現場で活躍していて豊富な経験と知識を持っているので、ただ技術を教わるだけじゃなく仕事をこなすための方法や考え方・業界の裏話も聞けるでしょう。
またプロのイラストレーターが直接指導してくれるということは、あなた自身の作品に対する客観的な評価や意見を直接もらえることにもつながります。
自分の弱点や改善点をプロから聞けるという恵まれた環境を活用すれば、絵の上達のスピードをより早めることもできるはずです。
またプロの講師たちとの交流はあなたの将来の仕事の機会や人脈を築くことにも大きくつながり、卒業後イラストレーターとして活躍していく上でも大いに役立つでしょう。
③同じ目標を持った学生同士でさまざまな交流がある
専門学校に通うと、他の学生たちとの交流を通じて新たな発想や技術を学ぶことができるのも魅力の一つです。
イラスト関連の学校では、学内の企画や共同作業を通じてチームで協力しながら作品を作成する経験もできます。チームプレイや協調が求められる、将来の絵の仕事においても大きな効果を発揮するでしょう。
絵の仕事だから絵さえ上手ければいい・・・なんてことはありません!
人とのつながりあってこその仕事という現実をおさえておきましょう
④就職やデビューのための手厚いサポートがある
当たり前ですが、イラスト専門学校では就職やデビューのサポート環境も充実しています。むしろこれは独学では絶対にありえない要素です。
学校が提供する就職支援セミナーや個別相談で、あなた向きの進路も見つけやすくなるでしょう。また有名企業とのパイプを持つ学校も多く、実際に企業でバイトとして働くインターンシップや求人情報の紹介も頻繁に行われています。
手厚いサポートがあることから、最近では絵の夢が捨てきれない社会人も働きながら通う例がかなり増えています。気になる場合はイラスト専門学校に働きながら行く?社会人のポイントやコツを徹底解説!を参照してください。
⑤絵の仕事で働くために必要な知識やスキルを自然と習得できる
イラスト専門学校では、業界で働くために必要とされる知識やスキルを日々の授業や課題でムリなく習得していけます。
今や欠かせないデジタルツールの使い方だけでなく様々なイラスト技法、著作権や契約に関する知識などプロの絵描きとして今後あなたが活躍するために必要なスキルを幅広く身につけられるでしょう。
さらに学校での実習やインターンシップを通じ、実際の仕事現場で役立つ経験を積むことも可能です。クオリティを保ちながら納期までに効率的に仕事を進める能力も現場で鍛えられるので、卒業後に入った会社で即戦力として活躍できる人も少なくありません。
逆に独学だと企業に何が求められているかなんて到底知れません、自信と確信をもって歩んでいけるのはまさに学校ならではの安心感ですね
⑥就職活動のためのポートフォリオ作成もサポートしてもらえる
イラスト専門学校では、企業の面接時に提出するポートフォリオ作成の授業やサポートも充実しています。
ポートフォリオはあなたのイラストレーターとしての実力をアピールするために重要なツールで、学校では教員や先輩からのアドバイスを受けながら魅力的なポートフォリオを作成する方法が学ぶことも可能です。
⑦絵の仕事の現場に即した実践的なカリキュラムが用意されている
イラスト専門学校のカリキュラムは、実践的で業界に即した内容が特徴です。基礎技術から応用技術まで幅広く学ぶことができ、様々なジャンルのイラストに対応できる力を身につけていけます。
アナログやデジタルイラストの両方の技術を学ぶことで、幅広いクリエイティブな仕事に対応できるようになれるでしょう。目線を広く持てれば仕事先を選ぶときも視野が広くなるでしょう。
就職前にこの辺を鍛えておけると仕事に就く覚悟も事前に備わって強いです!
★専門学校に通ってからの状況についてはイラスト専門学校つらい?悩んだときの対処法を絵の職場目線で徹底紹介を参照してください。
⑧インターンシップや業界イベントへの参加もある
イラスト専門学校では、企業へのインターンシップや業界イベントへの参加も可能です。インターンを通じて実際の仕事現場での実地経験を積むことができ、学んだ技術や知識を実践で試すチャンスが得られます。
また業界イベントへの参加は最新のトレンドや技術が学べるだけでなく、プロのイラストレーターや関係者と交流する機会にもなるでしょう。これらの経験を通じて業界での人脈を築けたら、就職後もだいぶ余裕をもって働いていけるはずです。
⑨作品展示やコンテスト出展などのチャンスも得られる
多くのイラスト専門学校では作品展示やコンテストへの出展が推奨されています。作品を広く見てもらって評価やフィードバックを受けられるだけでなく、コンテストでの入賞や作品展示会での評価が高ければ卒業前の早期デビューや仕事のチャンスにもつながるでしょう。
これらの機会を活用することで作品のクオリティ向上や自信を持つことができ、イラストレーターとしての目線や技術・競争力を高めていくことにも役立つはずです。
⑩学びの幅を広げられる選択科目が用意されている
イラスト専門学校では、イラストだけではなく学びの幅を広げるための選択科目もいろいろと用意されています。あなたの興味や目標に合わせて、さまざまな分野や技術を学ぶのもいい勉強になるでしょう。
例えばアニメーションやグラフィックデザイン、キャラクターデザインなどの関連分野を学んでおけば就職後にイラストレーターとしての幅を広げることができます。直接使わないスキルでも、広く浅く知っておくと社内で多くの立場の人と会話がしやすくなって重宝するものです。
イラスト業界はAIの影響もあって生き残りがさらに激化するといわれているので、絵以外のスキルやセンスもあったほうが絶対有利です!
イラスト関連で評判の高い専門学校
最後に、イラスト関連で人気の学校を例としていくつか紹介しておきます。
どこも資料請求は公式サイトから無料で頼めるので、気になる学校があれば案内資料を取りよせて比較検討してみてください。
代々木アニメーション学院
公式サイト:https://www.yoani.co.jp/
42年の長い歴史と高い知名度をもつ、エンターテイメントに特化した有名校です。
12万人以上もの卒業生がいて業界に無数のパイプがあるので、就職活動時だけでなく働きだしたあとも人脈に助けられたり心強く感じる機会が増えるでしょう。
アニメ・ゲーム・イラストなどエンタメ関係者と密接につながっている状況を活かし、各業界でいま求められている最新技術や設備をすぐ学び吸収できる環境が整っています。
単なる絵を描くスキルにとどまらず関連ノウハウ・デジタル技術など実践的な能力を身につけられるので、卒業後は即戦力のプロ一年生として活躍していけるでしょう。
環境やカリキュラムが充実していることから絵の仕事に転職したい社会人も最近は多く利用しており、働きながら学びやすい夜間・土日や週1コースなども人気を集めています。
ヒューマンアカデミー「イラストレーター専攻」
公式サイト:https://ha.athuman.com/
全国18校展開している大手専門校でどなたでも通いやすく、都心部のイラスト仕事情報も校内で共有できるため地方在住でも不利に働きません。
仕事の職場で役立つ実践的能力が身につけられる環境を重視していて、在学中の頑張り次第では在学デビューや早期内定も可能です。
イラストレーターや漫画家など80名以上ものプロの現役クリエイター講師による少人数制授業も評判で、苦手な部分も一人ひとりによりそった指導で克服へと導いてくれます。
実際にインターンシップ(在学中の職業体験)を経験した学生の7~8割がそのまま企業に就職・アルバイト採用されている実績もあるので、就活時の不安も少なく進めていけるでしょう。
昼間の授業以外に夜間/週末講座があるだけでなく自宅で学べる『通信講座』も整っているので、希望にあわせた利用も検討しやすいはずです。
また一般向けの『イラスト・マンガ総合講座』も運営されており、学校より費用や時間をおさえて絵が上達したい多くの人に利用されています。
アミューズメントメディア総合学院
公式サイト:https://www.amgakuin.co.jp/
学習過程で実際の商品をつくって市場に送りだせる実践型スクールで、校舎こそ東京・大阪の2箇所ですが業界就職率94%と高い実績を誇っているのはクリエイター志望にとって大きな魅力と映るでしょう。
他の学校にない大きな特徴が学内に「出版事業部」をもち外部企業とマンガ・イラスト本などを企画・商品開発を行っており、学生にとっての貴重なデビューチャンスにもなっています。
卒業後の進路・職種にも幅広く対応しており、生徒一人ひとりの適正を見きわめた徹底した個別指導でデビュー&就職のサポートを細かく実施しているのがポイントです。
絵以外の様々な将来の悩みや不安も丁寧に相談に乗ってくれる環境で、不安なく夢に向かって進んでいけるでしょう。
学校利用が難しい人に人気の『イラスト講座』とは?
学校の費用がカンタンに確保できなかったりすでに社会人やアルバイトで昼間忙しく働いていて通う時間が取れないなら、より安価に短時間で学べる『イラスト講座』という手段もあるんです。
特に最近は感染対策のためオンライン通信講座がすごく増えてきたので、仕事が休みの日や時間のある時に自宅で学びたい人には特におすすめです。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
専門でも紹介したヒューマンアカデミーが一般向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』では、絵の基礎からクリスタ操作・キャラデザ・背景…など多彩なスキルをコースで選んで学べます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が人気です。
受講形式を選べるので、仕事や家事・育児で忙しい人でもスキマ時間に自分のペースでイラストや漫画の技術を伸ばしていけます。
豊富な教材は受講終了後も手元に残って何度も復習できるので、苦手部分も克服しやすいでしょう。
さらに質問は講師に直接聞ける以外に24時間対応チャットまで整っているので、夜中に一人で描いてて悩んでもすぐ疑問を解消して進められます。
2年通う専門より短期間で費用も学校の2割程度ですむので、時間やお金をおさえコスパよく上達したい人にとって最適な代替手段となるはずです。
まとめ
将来のための専門スキルを磨ける環境である
現役のプロイラストレーターの講師から直接学ぶことができる
同じ目標を持った学生同士でさまざまな交流がある
就職やデビューのための手厚いサポートがある
絵の仕事の業界に必要な知識やスキルを習得できる
就職活動のためのポートフォリオ作成もサポートしてもらえる
絵の仕事の現場に即した実践的なカリキュラムが用意されている
インターンシップや業界イベントへの参加もある
作品展示やコンテストへの出展などのチャンスも得られる
学びの幅を広げる選択科目が用意されている
今回は、イラスト専門学校で得られる10のメリットをくわしく紹介しました。
目標や夢を実現するために専門的な知識や技術を身につけたいなら、専門学校は大いに役立つでしょう。
ただ学校選びは一人一人の目標や状況によって変わるので、資料請求などで下調べをしっかりしたうえで最適な進路を選んでください。
絵の仕事は大変ですがやりがいある楽しいものです、大好きなことで働けるように応援しています!
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