どうも、元ゲームアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
スマホゲームの売上はまだまだ伸びているようです!
📌「ポケカ」のスマホゲーム、数日で1,000万DL&売上1,000万ドルとの推測
📌『モンスト』が約396億円の売上を記録して2024年上半期の収益トップに!
📌『パズドラ』が24年6月の国内スマホゲーム売上ランキングで首位獲得
2024年の現在にイラストレーターとしてゲームイラスト関連の仕事をしたいと考えたとき、就職先の多くが「スマホを始めとしたゲーム関連企業」になるのは自然な流れといえるでしょう。
ちなみに自分は昔ゲームメーカーでイラスト監修をするアートディレクターとして勤めてたんです!
そこで今回は現場目線もふまえながら、ゲーム系のイラストレーターとしてイラスト制作を仕事にして働くためのコツや業界の現状についてくわしくまとめます。
ゲームイラストレーターとは何か?
『ゲームイラストレーター』といった場合は、さまざまなイラストレーターのなかでもあくまでゲーム関連の仕事に特化した絵を描いている人のことをさします。
キャラクター、背景、アイテム、コンセプトアート・・・と様々な表現に関わるゲームイラストレーターが存在していて、単独だったりそれぞれ兼ね備えたりとその人の技量によっても様々です。
元々はゲームイラストレーターといえば家庭用のコンシューマーゲームがほとんどでしたが、2010年頃からはソーシャルゲーム(現在のスマホアプリゲーム)の影響でゲームイラストレーターの人数が一気に増えたとされています。
仕事は多いですが職業として人気が高く成り手も多いので、生き残るには努力し続けないといけない厳しい世界です!
ゲームイラストレーターという職種に求められる能力
ゲームイラストレーターには絵の技術以外にも多くの要素が必要です、代表的なものをおさえておきましょう。
「ゲームが好きだ!」
大前提ですが、この部分が弱いと日々の仕事に興味が持てず途中で挫折してしまうこともありえます。
基本的に絵の仕事の納期はタイトで急ぎの作業もしょっちゅうです。そんなときも好きなゲームの仕事だからと頑張れるか、イヤイヤ取り組むかは成果にも大きく影響するでしょう。
デジタルイラストのツールが問題なく使える
今やデジタルは絵を描く仕事に必須のスキル・知識です、特にゲームイラストレーターなら絶対に欠かせません。
職場で使われるペイントソフトは人気の「クリップスタジオ」がメインとなり、そのうえで「Photoshop」も最低限さわれることがほとんどすべての職場で求められるでしょう。
描ける絵柄の幅が広い
ゲームの絵柄のはやりすたりは、他のイラスト業界以上に早い勢いで移り変わっています。
「時代に合わせて柔軟な絵柄を描いていけるかどうか?」は非常に重要です、常に今の最新のはやりを追いかけてあなた自信の絵をブラッシュアップしていく姿勢が求められるでしょう。
高い絵の技術があっても絵柄が古くなったせいで仕事が減る人は多いので、どんどん進化させていきましょう!
依頼された絵を正しく描く能力&修正対応力
ゲームに限らず「イラストレーター」という仕事は、個人の描きたいものでなく依頼されたものを描けるかどうかが重要です。
まず頼まれたものを確実にこなし、そのうえであなたなりのエッセンスを加えていくのが基本になるでしょう。
修正も頻繁に発生しますが、そんなときも怒ったりせずまずはぐっと飲み込んで冷静に対応していくことが大切です💦
基本的なコミュニケーション能力
どれだけ絵がうまいからって、絵描きのコミュニケーション能力が低くてもいいなんてことはどんな職場でも絶対ありません。
特にゲームのイラストレーターという仕事はゲーム制作という多くの人数が関わる大きなプロジェクトの中の一部です、他の工程の人とうまく関われないことには上手にやっていけないでしょう。
自分一人で仕事が完結してるわけじゃない
……そんな意識で頑張りましょう!
ゲームイラスト制作のイラストレーター業界の情報をおさえておこう!
スマホゲームのカードイラストの相場
ソシャゲ全盛期はまさにバブルでメーカーも乱立したためイラスト制作ノウハウがない企業も多く、1枚数千円というまったく労働対価にみあわない金額での発注も普通にされていました。
スマホゲーム全盛の今はさすがにそこまでのことはなく背景なしのキャラクターカードイラスト(差分なし)で1.5~3万、背景こみ(差分なし)で3~6万というあたりが相場でしょう。
メーカーやプロジェクト、絵の難易度によっても制作代金は上下します
イラスト制作料金、ひと月に可能な作業枚数を知るとあなたの進むべき方向が見えてくる?
たとえばフリーのイラストレーターが1枚5万円で受注したら、1ヶ月で生活に必要な額が30万ならひと月最低6枚は描かないといけません。
1枚40時間で完成するなら1日8時間作業をすれば5日で仕上がります、仮にひと月6枚の仕事があってすべて1枚40時間で仕上げられたら1ヶ月240時間の作業です。
1日8時間労働で割ると30日間必要なのでひと月の休みは1日だけとなり、もし休みを増やしたかったら1日の労働時間を増やすか作業スピードを早くするしかありません。
……とフリーでイラストの仕事をやる際は、相当ムリしてやらないと生活できないおそれがあるんです💦
フリーのイラストレーターがキャラクターや背景を描いていく生き方の厳しさ
イラストレーターのなかでも「フリーランス」という立場・働き方は、単なる技術だけで生きていくのがむずかしい側面があります。
📌収入がなかなか安定しない
📌寝る間もおしんで描く必要がある
📌絵柄の流行を追い続けないといけない
……何よりも大きなプレッシャーは、つねに自分自身で次の新しい仕事を探していかないといけない点です。
フリーには営業力も必要です、絵を描くことだけじゃすまないのもフリーの難しさなんですよね💦
さらに若いうちはまだしも40、50……と年を重ねていくことも考えないといけません。ひたすら絵を描いてるだけだと収入アップにも限度があるので、年々生活がキツくなるケースも十分ありえます。
だからこそもしあなたが金銭的にも精神的にも安定しながらイラストを描く仕事をしていきたいなら、最初はフリーでなく「社員イラストレーター」をめざした方が安全でおすすめです。
でも実際に社員イラストレーターになるにはどうしたらいいんでしょう?
ゲーム会社の社員イラストレーターになりたいときに役立つ専門学校情報
ゲーム関連の社員イラストレーターになろうと思ったら就職や転職活動をする必要があります、ですが一人でばくぜんと仕事探しをしても業界の経験・知識がないと判断基準もなく手こずるでしょう。
自分もかつて初めて絵の仕事に転職しようとしたときは何もわからず苦労したものでした……
すでにある程度絵のスキルや経験があるなら転職エージェントなどを使うのも手ですが、まだ若かったり技術にそれほど自信がないなら王道の「専門学校」から検討するのが無難です。
イラスト関連の仕事のなかでも特にゲーム系は専門知識があるほうが圧倒的に働きやすいので、技術や情報を学校で学んで広く頭に入れておくと就職活動も就職後もかなりスムーズになるでしょう。
逆に独学のみでやろうとすると必要とされる知識や技術が収集しきれず、運良く仕事につけても現場でかなり苦労するかもしれません。
以下ではイラストやゲーム系で就職実績のすぐれている学校をいくつか紹介しておくので、興味があれば無料で頼める資料請求などでくわしく確認してみて下さい。
①ヒューマンアカデミー「イラストレーター専攻」
公式サイト:https://ha.athuman.com/
全国18校展開している大手専門校でどなたでも通いやすく、都心部のイラスト仕事情報も校内で共有できるため地方在住でも不利に働きません。
仕事の職場で役立つ実践的能力が身につけられる環境を重視していて、在学中の頑張り次第では在学デビューや早期内定も可能です。
イラストレーターや漫画家など80名以上ものプロの現役クリエイター講師による少人数制授業も評判で、苦手な部分も一人ひとりによりそった指導で克服へと導いてくれます。
実際にインターンシップ(在学中の職業体験)を経験した学生の7~8割がそのまま企業に就職・アルバイト採用されている実績もあるので、就活時の不安も少なく進めていけるでしょう。
昼間の授業以外に夜間/週末講座があるだけでなく自宅で学べる『通信講座』も整っているので、希望にあわせた利用も検討しやすいはずです。
また一般向けの『イラスト・マンガ総合講座』も運営されており、学校より費用や時間をおさえて絵が上達したい多くの人に利用されています。
②代々木アニメーション学院
公式サイト:https://www.yoani.co.jp/
42年の長い歴史と高い知名度をもつ、エンターテイメントに特化した有名校です。
12万人以上もの卒業生がいて業界に無数のパイプがあるので、就職活動時だけでなく働きだしたあとも人脈に助けられたり心強く感じる機会が増えるでしょう。
アニメ・ゲーム・イラストなどエンタメ関係者と密接につながっている状況を活かし、各業界でいま求められている最新技術や設備をすぐ学び吸収できる環境が整っています。
単なる絵を描くスキルにとどまらず関連ノウハウ・デジタル技術など実践的な能力を身につけられるので、卒業後は即戦力のプロ一年生として活躍していけるでしょう。
環境やカリキュラムが充実していることから絵の仕事に転職したい社会人も最近は多く利用しており、働きながら学びやすい夜間・土日や週1コースなども人気を集めています。
③ヒューマンアカデミー「ゲームカレッジ」
公式サイト:https://ha.athuman.com/
上で取り上げたヒューマンアカデミーでイラストだけでなく総合的にゲームを学びたいなら、「ゲームカレッジ」もオススメです。
専門的なゲーム制作カリキュラムが用意されているので、2Dイラストだけでなく幅広くゲームに関する知識や技術を実地で身につけていけるでしょう。
就職・進路決定率は95.6%と他の専門と比べても圧倒的に高く、10人中9人以上が実際に就職できて現役のゲームクリエイターとして働いています。
今なら無料の資料請求だけで特典の【ゲーム制作を学ぶ前に読む本】が無料でもらえるので、それを見ておくだけでも今後の進め方にかなり役立つはずです。
まとめ
ゲームにこだわるか幅広くイラスト制作の道に進むか、あなたが選んだ方向性によっても生き残るための方法は変わっていきます。
とにかくゲームのような専門的な職業の仕事を探すときは決してひとりきりでムリして頑張ろうとせず、専門学校のような現場に距離の近い手段をうまく使うのが秘訣です。
ゲームイラストレーターになる夢を実現できるよう、使える手段はなんでも使って進めていきましょう!
🔻次はこちら!