どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
イラストの専門学校がやばい!?
……なんて検索やSNSで見たことないですか?
最近は好き勝手書かれるので、専門学校自体やばいんじゃないか・・・と勘違いする人もいるかもしれません。
そこで今回はイラスト専門学校がやばいと言われる10のポイントと対処法、さらに末路を闇にしない対策までを長年絵の仕事の社員として働いていた現場目線もふまえてくわしく紹介します。
基本的には知らない人が憶測で語ってるのと、『主語がデカい』ということなので心配しすぎる必要はありませんw
イラスト関連の専門学校に通う【末路】とは?
イラストの専門に通ったけど、卒業後望んだ進路に進めず結果的に学費や時間をドブに捨ててしまった人は確かに一定数います。
もちろん他ジャンルの専門でも同じことはあるんですけどね💧
そもそも、イラスト関連の専門は入学ハードルが低く絵心がなくても入れてしまう現実があります。
絵という多くの人が興味を持ちやすいジャンルであるだけに、ビジネス的に入り口がゆるく設定されているのは確かでしょう。
志がそこまで高くない人も増えるので、目標実現に結びつかない状況もある程度は起こって当然です。
専門学校を選ぶときは、講師の質も重要です。
プロとして実績を持ち指導にあたっている人もいますが、なかには絵の技術も高くない講師だって当然いるでしょう。
対策としては事前の情報収集で公式サイトから学校案内資料を取りよせて講師陣や雰囲気をチェック、就職実績も必ず見てあなたの目標を実現できそうな環境か確認しておくことです。
専門を有効に活かせるかは、入学後の心がけと努力次第です!
後悔しないためにも、夢実現のステップをしっかり意識して進めていきましょう
イラスト系の専門学校が『やばい』と言われがちな10項目と対策
ここでは、イラスト系の専門学校がネット上で『やばい』と呼ばわれがちなポイントを対処法とともに見ていきます。
専門に通ってない人が声高なケースも多いことはまずおさえておきましょう!
①授業料
専門は学校なので学費は当然必要です、学費に見合った価値が得られるかはしっかり確認して判断しましょう。
⇒学費サポートや奨学金の制度があるかも事前にリサーチしておくと安全です。
②就職率
あまり就職実績の高くない学校を選んでしまうと、卒業後の就職が難しい場合もあります。
⇒事前に案内資料などで就職実績は必ず確認しましょう。就職サポートや実績を細かくチェックし、先輩たちの声を見ることも大切です。
③広告・宣伝の多さ
過度なテレビCMでの広告や、誇張された情報には注意も必要です。
⇒学校の公式サイトで頼める資料請求は必ず行い、必ず複数校で比較検討しましょう。オープンキャンパスで直接学校の雰囲気を確かめるのも有効です。
④カリキュラムの質
一部の学校では、必要なスキルや知識が十分に教えられないこともあるかもしれません。
⇒あまりよくわからない学校を選ぶことは避け、あるていど歴史や実績がしっかりした学校を選んでください。
⑤設備や教材の欠如
最新設備や教材があまり整っていない学校も、一部存在します。
⇒案内資料の確認は必須として、実際に学校を訪問して設備や教材の状況をチェックしてみるのもいいでしょう。
⑥教員・講師の質
経験が豊富でない、または指導方法が適切でない教員も残念ながら一部にいます。
⇒公式サイトや資料請求で教員の実績や背景をチェックしたり、可能であれば直接質問することも有効です。
⑦短期間での技能習得の難しさ
専門学校は課題も多く、カリキュラムの集中的な習得は大変なことも多いです。
⇒リフレッシュする時間も意識して、定期的な自主学習の時間を設けてスキルアップしていきましょう。
⑧過度な競争
専門技術を学ぶ学校は課題や覚えることが多く、周りの生徒たちとの競争も激しい環境のため精神的につらくなることもあります。
⇒必要ならメンタルケアを考えたり、友人や家族との気分転換・コミュニケーションを大切にしましょう。
⑨就職が100%保証されない
全員が希望する絵の仕事につけるわけではありませんし、学校が保証する就職先が限られることもあります。
⇒どこの専門や学校でもいえることですが、あなた自身でも情報収集を進めながら積極的に動いていきましょう。
⑩一般教育の不足
専門的なスキル学習の中で、絵以外の部分が疎かになることもあるかもしれません。
⇒必要に応じ学外のセミナーや講座にも参加して、関連した幅広い知識を身につけていきましょう。
以上をふまえてあなたの夢実現に合いそうな学校選びを進めましょう!
イラスト関連で就職率が高く人気の専門学校情報
ここでは参考として、イラスト関連で就職実績が高く人気の学校をいくつか紹介しておきます。
どこも資料請求は公式サイトから無料で頼めるので、気になる学校があれば案内資料を取りよせて比較検討してみてください。
ヒューマンアカデミー「イラストレーター専攻」
公式サイト:https://ha.athuman.com/
全国18校展開している大手専門校でどなたでも通いやすく、都心部のイラスト仕事情報も校内で共有できるため地方在住でも不利に働きません。
仕事の職場で役立つ実践的能力が身につけられる環境を重視していて、在学中の頑張り次第では在学デビューや早期内定も可能です。
イラストレーターや漫画家など80名以上ものプロの現役クリエイター講師による少人数制授業も評判で、苦手な部分も一人ひとりによりそった指導で克服へと導いてくれます。
実際にインターンシップ(在学中の職業体験)を経験した学生の7~8割がそのまま企業に就職・アルバイト採用されている実績もあるので、就活時の不安も少なく進めていけるでしょう。
昼間の授業以外に夜間/週末講座があるだけでなく自宅で学べる『通信講座』も整っているので、希望にあわせた利用も検討しやすいはずです。
また一般向けの『イラスト・マンガ総合講座』も運営されており、学校より費用や時間をおさえて絵が上達したい多くの人に利用されています。
代々木アニメーション学院
公式サイト:https://www.yoani.co.jp/
42年の長い歴史と高い知名度をもつ、エンターテイメントに特化した有名校です。
12万人以上もの卒業生がいて業界に無数のパイプがあるので、就職活動時だけでなく働きだしたあとも人脈に助けられたり心強く感じる機会が増えるでしょう。
アニメ・ゲーム・イラストなどエンタメ関係者と密接につながっている状況を活かし、各業界でいま求められている最新技術や設備をすぐ学び吸収できる環境が整っています。
単なる絵を描くスキルにとどまらず関連ノウハウ・デジタル技術など実践的な能力を身につけられるので、卒業後は即戦力のプロ一年生として活躍していけるでしょう。
環境やカリキュラムが充実していることから絵の仕事に転職したい社会人も最近は多く利用しており、働きながら学びやすい夜間・土日や週1コースなども人気を集めています。
アミューズメントメディア総合学院
公式サイト:https://www.amgakuin.co.jp/
学習過程で実際の商品をつくって市場に送りだせる実践型スクールで、校舎こそ東京・大阪の2箇所ですが業界就職率94%と高い実績を誇っているのはクリエイター志望にとって大きな魅力と映るでしょう。
他の学校にない大きな特徴が学内に「出版事業部」をもち外部企業とマンガ・イラスト本などを企画・商品開発を行っており、学生にとっての貴重なデビューチャンスにもなっています。
卒業後の進路・職種にも幅広く対応しており、生徒一人ひとりの適正を見きわめた徹底した個別指導でデビュー&就職のサポートを細かく実施しているのがポイントです。
絵以外の様々な将来の悩みや不安も丁寧に相談に乗ってくれる環境で、不安なく夢に向かって進んでいけるでしょう。
学校の利用が難しい人に人気の『イラスト講座』とは?
学校の費用が確保できなかったりすでに社会人として働いていて通う時間が取れないなら、より安価に短時間で学べる『イラスト講座』という手段もあります。
コロナ禍以降は対策のため便利なオンラインや通信講座もすごく増えたので、休みの日や暇な時に自宅で学びたい人にもおすすめです。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
専門でも紹介したヒューマンアカデミーが一般向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』では、絵の基礎からクリスタ操作・キャラデザ・背景…など多彩なスキルをコースで選んで学べます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が人気です。
受講形式を選べるので、仕事や家事・育児で忙しい人でもスキマ時間に自分のペースでイラストや漫画の技術を伸ばしていけます。
豊富な教材は受講終了後も手元に残って何度も復習できるので、苦手部分も克服しやすいでしょう。
さらに質問は講師に直接聞ける以外に24時間対応チャットまで整っているので、夜中に一人で描いてて悩んでもすぐ疑問を解消して進められます。
2年通う専門より短期間で費用も学校の2割程度ですむので、時間やお金をおさえコスパよく上達したい人にとって最適な代替手段となるはずです。
夢の実現のため、学校を踏み台に飛躍してやろう!
才能のある人は在学中にデビューを決めてやめていく、なんて逸話を聞いたことないですか?
マンガで割と多い事例ですが、イラストでもゲームコンペなどで選ばれることがあります。強い目的意識を持ちながら進めることはマイナスになりませんし、機会があればなんでも挑戦しましょう。
本当に上手い人は学校の課題だけじゃなく、余った時間も成長するため必死で努力しています。それが結局プロになったあとに、大きく羽ばたけるかどうかの差にもつながります。
絵やイラストを絶対将来の仕事にしたいなら、せっかくの有効な場を最大限活用して元を取っちゃいましょう。
将来の道につなげられるかどうかはあなたの努力次第です!
ちなみに自分は過去3社で絵の仕事の正社員として勤めてましたが、職場における専門&美大:独学やそれ以外の人の割合はおおむね6:4くらいだった印象です。
それほど専門卒で業界に入って働いている人は普通に多くいます、というよりもむしろ基本的には多数派なんです。
絵を仕事にするため専門に行くのはごく自然なルートです、マイナスなカキコミに左右される必要は一切ないですよ♫
学校利用のメリット&デメリット20選
最後に、イラストの専門学校に関連したメリットとデメリットもカンタンにまとめておきます。
イラスト専門学校のメリットと魅力
- 専門技術の習得
イラストの基本から応用まで、独学だけでは難しい幅広い技術を習得できます。 - プロの指導
業界のプロの講師が直接指導をしてくれるため、質の高い学びや実戦でのノウハウの習得が期待できます。 - 専門的な設備
最新の設備やソフトウェアを使いながら学ぶことができるので、就職後も不安なく進めていけます。 - 同じ志を持つ仲間との出会い
将来同じ夢を持つ仲間と出会って切磋琢磨しながら頑張ることは、あなたの成長を力強く後押ししてくれるでしょう。 - 業界との繋がり
実習やインターンシップを通じて、現場の経験を積むことができます。独学ではまずありえない恵まれた状況でしょう。 - ポートフォリオの作成支援
課題を通して作成が進めていけるので、卒業時にはスキルをアピールするポートフォリオがしっかり完成しています。 - 業界の情報
イラストが絡むアニメやーげむ業界の流れは非常に早いですが、卒業生や企業とのパイプを生かして常に最新のトレンドや技術を学ぶことができます。 - 就職サポート
学校の強力なサポート体制で、夢のキャリアを手に入れる手助けをしてくれます。 - 技術向上の競争環境
他の生徒たちとの競争を糧にしながら、自らの技術やセンスを高めていけます。もくもくと一人でやってるだけでは決して得られない状況でしょう。 - 実際の仕事の流れの理解
業界の流れやマナーなど、現場に即した知識を身につけることができます。就職後に常識はずれな言動や行動をしてしまい、現場で浮くこともなくなるでしょう。
ポイント!
独学だけで頑張るんじゃなく専門的な環境に通うことで、あなたが将来したい仕事をするために必要な技術がなにでどう学んでいけばいいか具体的に教えてもらえます。
また将来の人脈につながる友人・仲間が学校生活で自然にできるので、卒業後に友人同士散らばっておくと万が一リストラにあった時も助けあえます。
さらに専門学校はあくまでも進みたい分野の仕事につくことを目的とした場です、就職率が学校運営にダイレクトに影響するので先生たちも必死であなたを絵の仕事に就職させようとしてくれるでしょう。
🔻参考記事
イラスト専門学校のデメリットと対策
- 学費と時間がかかる
専門学校はそれなりの費用と平均2年の期間が必要です、必要なr奨学金や学費サポートを活用してみましょう。 - 就職の保証が難しい
技術やセンスがモノをいう業界への専門校なので、100%の生徒が理想通りの就職ができるわけではありません。落ちこぼれないように、日々の課題をしっかり進めてレベルアップしていきましょう。 - 一般教育の不足
絵やイラストに関すること以外も学びたい場合は、自ら勉強する時間を確保して幅広い知識を身につけましょう。 - 短期間のカリキュラム
2年で絵の仕事に就くために必要なことを学ぶので、どうしても学ぶ量と内容が濃く毎日忙しくなりがちです。うまく休憩も取りながら、効率的な学習法を身につけることが大切です。 - 過度な競争
周りのライバルとの競争を後ろ向きではなくポジティブにとらえ、むしろ楽しみながら頑張ることが秘訣です。ただメンタルケアも怠らないようにしましょう。 - 現場のニーズとのギャップ
実習やインターンを積極的に利用して、現場のニーズをつかむ努力をしましょう。就職後に必ず役立つ部分です。 - 時間的な制約
やることがおおいので、時間管理能力は非常に重要になります。効果的なタイムマネジメントをまなんで、時間を有効に使いましょう。 - 適切な指導を受けられないケースも
どうしても講師も人間なので、当たりはずれということはあります。相性が良くないときは他の資料や教材を参照するなど、自力での学びも増やしてみましょう。 - 一つの分野に特化しすぎる
絵に関することばかりやっていて不安を感じてしまうこともあるかもしれません。幅広い興味を持ち、異なる分野も学ぶことで視野を広げることが大切です。 - 期待とのギャップ
専門学校を探すときは、公式サイトを見て無料の資料請求で多くの学校から案内資料を取りよせることが第一歩です。入学前のリサーチをしっかり行えば、入学後のギャップも減らせます。
ポイント!
学校なので学費は当然いりますし学ぶ時間も必要です、一般的に独学より出費は増えると考えていいでしょう。
ただお金や時間をかけるぶん、仕事で必要な技術や知識を入社前に一通り学んでおけることにつながります。独学だけじゃ絶対得られない利点も数多く得られるでしょう。
🔻参考記事
まとめ
独学だけで全員がプロになれるならそれでいいでしょうが、なる手順がわからなかったり絵の技術・知識に不安がある人のために専門学校という手段がこれだけ存在しているわけです。
技術の高い人以外の多くの人にとって独学オンリーは知識も技術も不足しがちになりますし、結果的に遠回りになるでしょう。
夢を追いかけるなら、専門的な場で学ぶことは全く悪いことじゃありません。明確でシンプルな近道です。
そして卒業後成果につなげられるかはあなた次第です。まずはしっかり学校案内の資料を複数比較検討して、どこに進めば夢実現の近道になるか吟味することから始めて下さい。
大好きなことを仕事にして楽しく生きていきましょう!
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